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弘法大師によって開かれた眞言密教の聖地・高野山は、高い人気を誇る紅葉の名所。夜にはライトアップされ、幻想的な景色が感動を呼んでいます。
本記事では、高野山の紅葉の見ごろの時期や混雑状況、ベストスポットを紹介します。
弘法大師が1200年以上前に開山した高野山。言わずと知れた真言密教の聖地ですが、秋の高野山は紅葉の名所としても世界的に有名です。
美しい紅葉を目当てに、例年多くの観光客が訪れます。標高約1,000mの澄んだ静謐な空気の中でダイナミックな紅葉を愛でるひと時は、疲れた心を癒し、活力をもたらしてくれることでしょう。
高野山の紅葉の見ごろの時期は10月下旬から11月中旬頃までです。
年によって多少のズレはありますが、中でも高野山の紅葉が最も綺麗に見えるのは11月上旬といわれています。ベストシーズンを狙って高野山に足を運べば、絶景に出会えます。
高野山の人気の紅葉スポットのひとつ、蛇腹路は夜になるとライトアップされ、とても煌びやか。
例年、見ごろを迎えた10月下旬から11月中旬頃にライトアップが実施されます。時間は17:30~。高野山には52か所以上の宿坊があるので、夕食後に紅葉を観賞 することもできます。
ちなみに、秋の高野山は日が暮れると気温がぐっと下がるので、防寒対策は必須です。11月は、夜になると5度以下に冷え込む日も少なくありません。
特に夜に紅葉を観賞する場合は、厚手のコートや手袋、耳当てなどを用意して、暖かい服装を心がけましょう。
紅葉の見ごろの時期は10月下旬から11月中旬頃までと1か月もないため、その間の土日祝は多くの観光客で大変混雑します。混雑する時間帯は、週末や祝日の午前11:00頃から午後半ばくらいまで。
ゆっくりと紅葉を観賞したいなら、やはり平日が狙い目です。
週末や祝日に訪れる場合は朝8:00頃に現地に到着し、比較的空いている午前中に紅葉を見て回るのがおすすめです。
それでは、高野山のおすすめ紅葉スポットを4つご紹介しましょう。
壇上伽藍の入り口から東塔近くにまで続く蛇腹路。
龍のお腹の部分にあたるとされ、蛇腹路と名付けられたそうです。紅葉が見ごろになると、路に覆いかぶさるように紅葉のトンネルが現れます。見上げると、空を埋める鮮やかな紅葉。昼間は太陽の光を浴びて、キラキラと輝きます。夜にはライトアップされ、一転、幻想的な雰囲気に。
昼と夜で異なる表情を見せる蛇腹路の紅葉は、どちらも一見の価値ありです。
金剛峯寺の正門も高野山の人気の紅葉スポット。この正門は、1593年(文禄2年)に築かれた金剛峯寺最古の建物です。
歴史ある風格が漂い、放つ荘厳さと紅葉のコントラストが見事。ただ、あまりにも人気のスポットであるために人通りが多いので、写真撮影時はご注意を。
大勢の観光客で賑わうため、人波が途切れるのを待ってから周囲に配慮しつつ手短に撮影しましょう。
金剛峯寺で合わせて観賞したいのが、国内最大級の石庭「蟠龍庭」の紅葉です。雲海を表す雪のような白川砂に紅葉の美しさが際立ちます。
金剛峯寺を拝観するには、中学生以上:1,000円、小学生:300円の拝観料 が必要です(未就学児は無料)。
蛇腹路を進むと右手に見える東塔。
その東塔前の紅葉の特徴は、燃えるように真っ赤であることです。塔の朱と紅葉の赤との調和からは、力強い美しさを感じられます。なお、東塔は、1127年(大治2年)、白河上皇の勅願により創建されました。
江戸時代に焼失後、1984年(昭和59年)に「弘法大師御入定・1150年御遠忌大法会」を記念して再建されています。
東塔や金堂、高さ約48.5メートルで高野山内の建造物としては最大級の高さを誇る根本大塔などが建つ壇上伽藍。
壇上伽藍は、弘法大師が高野山を開創する際、最初に諸堂を建立したといわれています。蛇腹路の紅葉のトンネルを抜けると視界に飛び込んでくる、「そびえ建つ塔と紅葉の共演」は絶景です。
観光客が少なくなったタイミングを見計らってシャッターを切りましょう。きっと素敵な写真が撮れるはず。青空に映える色とりどりの紅葉が楽しませてくれますよ。
また、2015年(平成27年)に高野山開創1200年を迎えた際に再建された中門の紅葉も見逃せません。
中門と紅葉が収まる風景にも味わい深さがあるので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
高野山盆地の東側に位置する奥の院の参道の途中にある英霊殿は、昭和27年に第二次世界大戦の戦死者を供養するために建てられました。
紅葉シーズンになると、参道いっぱいに広がる赤や黄色の紅葉の風景を楽しむことができるため、大変人気のスポットです。
高野山は、まさに紅葉の宝庫。おすすめスポットが点在し、大自然の中で秋の醍醐味を思う存分に堪能できます。
高野山の紅葉はベストシーズンを狙って静謐な高野山に足を運び、幻想的な紅葉を楽しんでくださいね。