こうや花鉄道
「高野山」と「ふもと」の旅
弘法大師・空海によって開かれた、世界遺産・高野山。
一二○○年が経過した現代も、
脈々とその教えが受け継がれる姿は、
まさに「天空の聖地」。
その歴史に思いを馳せ、心の癒しを求め、
神秘性に惹かれながら、
日本、そして世界各国から、多くの人々が訪れています。
そんな高野山の《ふもと》には、
聖域へ向かう旅人たちを支えたまちがあります。
ふもとのまちに立ち寄り、参詣道を歩くことで、
あなたの前に新しい《高野山》が姿を現します。
豊かな色彩にいろどられた
《高野山》と《ふもと》の旅がはじまります。
参詣道歩きの
新たな拠点
世界遺産・町石道をはじめとした
参詣道歩きの拠点となる2施設を駅に整備し、
鉄道と山歩きを組み合わせた、
新たな高野山エリアの楽しみ方をご提案します。
おむすびスタンドくど
九度山駅
ワンランク上の駅売店「おむすびスタンド」
ホームから見える厨房には、3台の“かまど”を設置。かまど炊きのおむすびに地元産の食材を使用するなど、九度山・和歌山らしさあふれるメニューを味わえます。
展望デッキからは九度山のまちの眺望が楽しめ、飲食スペースには、鉄道の運行管理装置やレトロな沿線案内図を活用。
町石道の出発点であり、真田幸村ゆかりの地でもある九度山。
その玄関口が、ひとときを楽しみたくなる駅になりました。
駅舎ホテルNIPPONIA HOTEL
高野山 参詣鉄道
PILGRIMAGE RAILWAY
高野下駅
大正建築をリノベーションした
関西初の「駅舎ホテル」
高野下は、古くは鉄道の終点だった元宿場町。
その駅舎の中に、2室だけの希少なホテルが誕生しました。
のどかな自然に囲まれた客室からは、真下を流れる不動谷川のせせらぎや、列車の往来が楽しめます。内装には、南海電鉄で長年活躍した7100系のパーツを活用。電車で旅をしているようなワクワクした気持ちで滞在していただけます。
ゆっくりと一夜を過ごし、すがすがしい朝を迎えて高野山への旅路にお向かいください。
「はじまりの聖地、極楽橋。」をコンセプトに、
電車とケーブルカーの「乗換駅」から「高野山参りのはじめに必ず訪れたい場所」へ。
はじまりの聖地、極楽橋。
極楽橋駅
駅名の由来にもなっている「極楽橋」が俗世と聖域の境界であるという言い伝えにちなみ、極楽橋駅の電車側コンコースを「俗世=黒」、ケーブルカー側コンコースを「聖域=赤」として、フォトジェニックな空間を演出。
また、「はじまりの手水舎」や「極楽鳥の願掛羽」といった心を浄める体験ができます。
“新たな一歩を踏み出したい”“心のデトックスがしたい”と思ったときは、ぜひ極楽橋駅へお越しください。
「高野山 」と
「ふもと」への想い
奥深い教えと祈り、清浄な空気感、
美しい仏教建築、信仰の道。
高野山の魅力はさまざまありますが、
現代を生きる私たちにとって貴重なのは、
その旅路を通じて、日常から
解き放たれることではないでしょうか。
その気持ちを
より多くの方々に実感していただけるよう、
日帰りでなく一泊、一泊でなく二泊したくなるような
新しい魅力や楽しみを生み出し、
お伝えしていきたいと考えています。
はじめて訪れる方には、沁みわたる感動を。
いちどは訪れた方にも、瑞々しい発見を。
“高野山”と“ふもと”は、
訪れるたびあなたの心を動かすはずです。