恋人の聖地「泉南マーブルビーチ」で極上の夕陽を満喫
日本唯一の「子どものための花火大会」として人気を集める、りんくう公園の花火大会『ENJOY!りんくう』が大阪・関西万博に合わせて開催されることになりました。本記事では『ENJOY!りんくう』の歴史を紐解き、魅力に迫ります。
『ENJOY!りんくう』とは、大阪府泉佐野市・田尻町にある「泉南マーブルビーチ」「りんくうプレミアムアウトレットシーサイドパーク」で開催される花火大会の名称です。日本で唯一の「子どものための花火大会」 を称していることから、子どもから大人まで楽しめる音楽や企画が豊富な花火大会として知られています。
毎年8月に行われるイベントですが、2023年は5月に開催されました。2024年度の開催はなく、2025年、大阪・関西万博に合わせて開催されるようです。
『ENJOY!りんくう2025』は、2025年4月に開幕する大阪・関西万博に合わせ、お祝いムードの創出と訪日外国人の歓迎を目的に開催されることが決定しました。
『ENJOY!りんくう2025』の開催日は、2025年4月12日(土)。ちょうど大阪・関西万博の前日にあたります。
現在、早割りチケットが発売中。2025年2月末日まで期間限定で販売される早割りチケットなら、自由席が大人3,000円/人のところ2,000円/人で購入できます(子どもチケットの早割りはありません。※小~中学生500円/人。幼稚園以下の子どもは入場無料)。
※記事内の写真はイメージです
『ENJOY!りんくう』が掲げる「子どものための花火大会」というのは、イベント内容に限ったものではありません。それは理念に表れています。
『ENJOY!りんくう』が目指すのは「街の未来」につながる花火大会。チケット寄付額の1%を「本の購入代金」に充て、子どもたちに本をプレゼントしているのもその一環です。ゆくゆくは泉佐野市内の全幼稚園や保育園、全小学校に寄贈することを目標にしています。
「『街の未来』につながる花火大会」をモットーに、収益を地域に還元する「収益還元型」の花火大会を追求しているのです。
そんな『ENJOY!りんくう』の歴史は2010年にさかのぼります。地元の花火大会が財政難を理由に中止となったことを機に「もう一度、花火大会を地元で開催したい!」と市民有志が集まり、りんくう花火実行委員会が発足したのです。
2011年、毎月第1日曜の朝に「マーブルビーチ」を清掃する活動「クリーン!りんくう」をスタートさせると、翌2012年には記念すべき第1回『ENJOY!りんくう』が開催されました。その後、何度か中止を余儀なくされますが、今年2023年の第8回目まで開催を続けています。
・2014年、第3回『ENJOY!りんくう』テーマ「花火と影絵のコラボレーション」
・2016年、第4回『ENJOY!りんくう』テーマ「笑い」
・2017年、第5回『ENJOY!りんくう』テーマ「愛」
・2018年、第6回『ENJOY!りんくう』テーマ「Happy!」
・2019年、第7回『ENJOY!りんくう』テーマ「超体感型花火」
・2023年、第8回『ENJOY!りんくう』
また、2021年にはコロナウイルス感染拡大の影響で開催できない花火大会の代わりに「オンライン花火大会」を開催。地元の各団体が力を集結し、「りんくうスマイルプロジェクト」が発足しました。
ここからは、『ENJOY!りんくう』で行われる主なイベントをご紹介します。
僕たちのスマイル花火大作戦
「僕たちのスマイル花火大作戦」は、『ENJOY!りんくう』のメインイベント。7,000発もの花火が打ち上がり、夜空に大輪の花を咲かせます。
うまいもんくいだおれフェスタ
「うまいもんくいだおれフェスタ」には、地域の“うまいもん”が大集合。花火大会定番の焼きそばやジャンボフランク、かき氷やベビーカステラから、ロコモコやケバブといった変わり種まで揃い、お腹いっぱい満たせます。
こども縁日
「こども縁日」には、ヨーヨーつりやスーパーボールすくい、光り物ブースなど、子どもたちが楽しく遊べる縁日ブースがずらり。
タオル投げコンテスト
「タオル投げコンテスト」は、2012年第1回『ENJOY!りんくう』から続く歴史あるイベント。地場産業のタオルを投げ、その距離を競うコンテストです。
りんくうエリアでは、『ENJOY!りんくう』の他にも大規模な花火大会が催されています。それが『大阪芸術花火』です。
昨年2024年11月に開催される予定でしたが、残念ながら台風の影響で中止に。今年2025年の開催は今のところ未定ですが、今後の展開に期待が高まります。開催されれば、りんくうエリアは更に活性化することでしょう。
大阪芸術花火は、りんくう公園で11月に開催される花火大会です。1回目と2回目は『大阪湾りんくう芸術花火』というタイトルでしたが、昨年11月に開催される予定だった3回目から『大阪芸術花火』に一新しました。
結果的に中止になってしまったものの、日本の伝統的な花火と音楽をシンクロさせた新しい「芸術文化」を創造するイベントであることはそのままに、過去最大のスケールの花火大会になる見込みだったそうです。
水平線に打ち上がる豪華絢爛な花火と台船を用いた「水上演出」をはじめ、『大阪芸術花火』でしか観られない多彩な演出が目白押し。日本最高峰の花火師たちが集結し、約50分の音楽とコラボしたノンストップの花火ショー「グレートスカイアート」が夜空を彩る光景は必見です。
南海電鉄 空港線「りんくうタウン」駅から徒歩約5分
第1駐車場(マーブルビーチ・バーベキュー区域側)
【大阪方面から】
阪神高速4号湾岸線「泉佐野南出口」→府道29号大阪臨海線直進→府道63号泉佐野岩出線「臨海南4号」交差点を右折→すぐに駐車場着
【和歌山方面から】
国道26号「幡代北」交差点を左折→府道63号泉佐野岩出線「臨海南4号」交差点を左折→すぐに駐車場着
【近畿道・阪和道を使う場合】(大阪・和歌山両方面からともに)
泉佐野JCTを関西空港自動車道方面へ→関西空港自動車道「泉佐野出口」→国道481号直進→「空連道臨海南」交差点を左折→府道63号線泉佐野岩出線「臨海南4号」交差点を右折→すぐに駐車場着
第2駐車場(四季の泉・関空連絡橋側)
【大阪方面から】
阪神高速4号湾岸線「泉佐野南出口」→府道29号大阪臨海線「臨海北2号」交差点を右折、道なり→「りんくう駅前南」交差点を右折→ すぐに駐車場着
【和歌山方面から】
国道26号「幡代北」交差点を左折→府道63号泉佐野岩出線「臨海南2号」交差点を左折→「りんくう駅前南」交差点を左折→すぐに駐車場着
【近畿道・阪和道を使う場合】(大阪・和歌山両方面からともに)
泉佐野JCTを関西空港自動車道方面へ→関西空港自動車道「泉佐野出口」→国道481号直進→「空連道臨海南」交差点を左折→府道63号線泉佐野岩出線「臨海南2号」交差点右折、道なり→「りんくう駅前南」交差点を左折→ すぐに駐車場着
第1駐車場 (マーブルビーチ・ バーベキュー区域側):73台(24時間)
第2駐車場 (四季の泉・ 関空連絡橋側):60台(24時間)
料金:190円~1,490円(曜日・時間による)
今回は、りんくう公園の花火大会『ENJOY!りんくう』の魅力と歴史についてご紹介しました。『ENJOY!りんくう』は日本で唯一の「子どものための花火大会」として地域で愛され、回を重ねるごとに進化しています。今年2025年は、大阪・関西万博に合わせて開催されることもあり、より記憶に残るイベントとなるかもしれません。2月末日まで期間限定で販売される早割りチケットを購入すれば、お得に楽しめるのも嬉しいところ。ぜひ、親子で『ENJOY!りんくう2025』に足を運び、素敵な思い出を作ってください。