【大阪観光】新世界の最新&定番スポットを巡る。半日モデルコース
大阪市内・新今宮駅から徒歩約10分の「新世界」は、どこか懐かしいレトロな雰囲気が漂う人気の観光エリア。そんな新世界で、近年注目を集めているのが、ベトナム発のサンドイッチ「バインミー」。大阪・新世界エリアでおすすめのバインミー専門店を3店舗ご紹介します。どのお店も個性豊かで、自分好みの一品にきっと出会えるはず!
ベトナムのキッチンカーが目印の「Banh Mi Vietnamese coffee(バインミーベトナムコーヒー)」は、ボリューム満点のバインミーが自慢の専門店。
見た目のインパクトもさることながら、食べ応えも抜群!がっつり食べたい日にぴったりのお店です。
ボリューム満点のバインミーを作るために使用されているのは、通常よりも大きめサイズの特注パン。中はエッグバターやシャキシャキの野菜、ジューシーなお肉がたっぷり詰め込まれています。すべての具材が増減可能で、自分好みにカスタムできるのもうれしいポイント。
■バインミーのラインアップ(全4種類)
・特別なバインミー(人気No.1!)
・焼き肉のバインミー(店舗おすすめ)
・ローストポークバインミー
・伝統的なバインミー
まず手に取ってびっくりするほど、ずっしりとした重量感。
片手で持つのがちょっと大変なボリューム感で、見た目からすでに満足感たっぷり。ひと口かじると、お肉のうまみとシャキシャキの野菜のフレッシュさ、なますのさっぱり感が絶妙にマッチ。
特に印象的なのが、ふわっとした肉フレーク(チャーボン)。
噛むほどにうまみがじわじわとあふれ出し、深いコクが口いっぱいに広がります。ほかの具材とも抜群の相性で、しっかりとした存在感を放ちながらも、全体の味を引き立ててくれる名脇役です!
バインミーと一緒に注文したのは、ベトナムでは定番のドリンク「サトウキビジュース」。注文が入ってから目の前でサトウキビを専用の機械で絞ってくれるので、見ているだけでもワクワクします。
ひと口飲んでみると、まず感じるのはやさしい甘さとみずみずしさ。
使用しているのは沖縄産のサトウキビで、自然な甘みの中にほんのりとしたコクがあり、後味はすっきり爽やか。バインミーのしっかりした味わいのあとに飲むと、口の中がリセットされて、また次のひと口が楽しみになるような感覚です。さらに、サトウキビにはミネラルが豊富に含まれているので、暑い日や歩き疲れたときにもぴったり。まさに、ベトナム気分を味わえるドリンクです!
Banh Mi Vietnamese coffee
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋5-6-22
営業時間:9:00〜21:00
定休日:無休
アクセス:今宮戎駅から徒歩約8分
利用スタイル:テイクアウトOK/外のテーブルで飲食可
価格帯:バインミー 900円〜
ボリューム:ずっしり満足系(控えめなカスタムも対応可)
こんな人におすすめ:食べ応え重視の方、肉肉しいバインミーを食べたい方
「僕のバインミー」は、旅の途中にふらっと立ち寄りたくなるような、感性をくすぐるバインミー専門店。見た目も味も個性たっぷりのバインミーと、スパイス香るドリンクが楽しめます。
「僕のバインミー」では、見た目も味も楽しめる、個性豊かなバインミーが3種類ラインアップ。
■バインミーのラインアップ(全3種類)
・自家製ローストチキンのバインミー(人気No.1!)
・クリームチーズと卵のバインミー(店舗おすすめ)
・レモングラスとポークのバインミー
使用されているパンは、東京の人気店から取り寄せた特注品。現地ベトナムでは固めのフランスパンが主流ですが、こちらでは日本人の好みに合わせ、少しやわらかめの食感に仕上げられています。ボリュームがありながらも軽やかに食べられる、絶妙なサイズ感も魅力のひとつです。
まず目に飛び込んできたのは、ほんのり紫がかったゆで卵。紫キャベツのピクルスで色づけされたその見た目は、思わず写真を撮りたくなるかわいさです。
ひと口かじった瞬間、ふわっと広がるのは柚子胡椒マヨの爽やかな香り。ピリッとしたスパイス感がありながらも、どこかやさしくて、思わず「おいしい…!」と声が漏れそうになります。クリームチーズのまろやかさと卵のコクがしっかり感じられ、そこに紫キャベツのピクルスの酸味が加わって、味のバランスがとにかく絶妙。
さらに、シャキシャキの野菜とカリッと香ばしいナッツの食感がアクセントになっていて、食べ進めるたびに新しい発見があります。
見た目も映えて、味も本格派。重たさはなく、気づけばぺろっと完食。「もう一本食べたいかも」と思わせる、クセになる美味しさでした。
一緒に味わったのは、春〜秋限定の自家製「ラッシー」。
特徴は、スリランカのミックススパイス「トゥナパハ」がふりかけられていること。まずは混ぜずにひと口。ヨーグルトの酸味と牛乳のやさしい甘さが絶妙に調和し、爽やかでまろやかな味わい。
次に混ぜてから飲んでみると、スパイスの香りが一気に広がり、まるで別のドリンクのような奥深さに。混ぜる前と後で味の変化を楽しむことができます。
バインミーのしっかりした味わいを引き立てつつ、口の中をリセットしてくれるような存在感。
まさに“バインミーと一緒に楽しむためのラッシー”という感じで、香り豊かなペアリングが楽しめます。
このお店は、旅好きな店主が、観光地・新世界で、片手で気軽に楽しめる”バインミー”を流行らせたいという想いからスタート。併設のゲストハウスには国内外から旅人が訪れ、地元の方との自然な交流も。取材中には、地元の方が外国人観光客に「Where are you from?」と声をかける、温かく大阪らしい光景も見られた。
店内は、劇団「維新派」の舞台装飾家が手がけた、木のぬくもりとカラフルな色使いが印象的な空間。元穀物倉庫をリノベーションし、「舞台裏」をイメージした隠れ家的な雰囲気が広がります。テレビでも紹介された「すべり台」もあり、カフェ利用者や宿泊者が楽しめる遊び心も魅力です。
僕のバインミー
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東1-20-5
営業時間:月~金曜11:00〜21:00(20:00LO)
土・日曜、祝日10:00〜21:00(20:00LO)
定休日:無休
アクセス:新今宮駅から徒歩約9分
利用スタイル:テイクアウトOK/店内・外のテーブルで飲食可
価格帯:バインミー 750円〜
ボリューム:ちょうどよいサイズ感
こんな人におすすめ:見た目も味も楽しみたい方、スパイスや和のテイストが好きな方
Instagram:僕のバインミー
「あいバインミー」は、ベトナム本場の味を再現するため、食材の一つ一つを手作りにこだわったバインミー専門店。「ベトナムのおいしい料理を知ってもらいたい」そんな思いが詰まっています。
お店のこだわりは、パテ、チャーシュー、ハム、マヨネーズ、ソースといった具材や調味料を自家製で仕上げていること。中でも、チャーシューの煮込み汁を使った特製ソースは、肉のうまみがしっかりと感じられ、クセがなく、万人受けする味わいです。
その本格的なおいしさを求めて、東京から毎月訪れるお客さまや、和歌山から通うファンもいるほど。遠方からでも足を運びたくなる、丁寧な手仕事が光る一品。
さらに、バインミーのメニューが豊富なのも嬉しいポイント。定番から変わり種まで、約10種類のラインアップがあり、自分好みの組み合わせを選ぶ楽しさも魅力です。
■バインミーのラインアップ(全11種類)
・焼き豚(人気No.1!)
・パテ チャーシュー(店舗おすすめ)
・ハム チャーシュー(店舗おすすめ)
・スペシャル チャーシュー
・スペシャル チキン
・パテ チキン
・ハム チキン
・パテ 焼きタマゴ
・ハム 焼きタマゴ
・パテ ハム
・パテ 焼き豚
まず目をひくのは、パリッとした表面のパン。外はパリッと香ばしく、中はふんわりとやわらかい。そんな理想的な食感を実現するために、通常よりも大きめサイズの特注パンを使用しているそう。ひと目でお店のこだわりが伝わってきます。
ひと口かじると、まず感じるのはお肉の存在感。ジューシーな焼き豚のうまみがじゅわっと広がり、そこに重なるのが、シャキシャキのなますの爽やかな酸味。
このなますが、実は味の決め手。お店の方も「なますが一番大事」と話しており、全体のバランスを引き締めてくれる名脇役です。
自家製の食材一つ一つにこだわりをもって仕込んでいるからか、クセがなく、どこかやさしさを感じる味わいで、初めての方でも食べやすい仕上がりになっています。
バインミーと一緒にぜひ味わってほしいのが、ベトナムの定番ドリンク「練乳入りコーヒー」。
深煎りのベトナムコーヒーならではのしっかりとした苦味に、練乳のまろやかな甘さが加わり、コクのある奥深い味わいが楽しめます。
ひと口飲むと、香ばしさと甘さのバランスが絶妙で、バインミーの塩気を包み込んでくれるような感覚。
食後のデザートとしてもぴったりで、満足度の高い一杯。
あいバインミー
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須東3-2-9
営業時間:火~金曜 10:00~17:00
土・日曜 10:00~18:00
定休日:月曜
アクセス:新今宮駅から徒歩約10分
利用スタイル:テイクアウトOK/店内飲食可
価格帯:バインミー 690円〜
ボリューム:ちょうどよいサイズ感
こんな人におすすめ:本場の味を求めるグルメな方、あっさり系のバインミーが好きな方
レトロな雰囲気が残る大阪・新世界で、がっつり派も、軽やか派も、自分好みの一品にきっと出会えるはず。
今回ご紹介した3店舗は、それぞれに個性とこだわりが詰まっていて、どこも一度は訪れてほしい名店ばかり。
本場ベトナムの味を大切にしながら、日本人の舌にも馴染むよう工夫されたバインミーは、まさに“旅するサンドイッチ”。
週末のおでかけや食べ歩きに、ぜひ新世界でバインミーの奥深さを体験してみてくださいね。