まるでアニメの世界!友ヶ島の魅力を解説!注目は第3砲台跡
「友ヶ島」は紀淡海峡に浮かぶ無人島群で、なかでも、沖ノ島は非日常的な風景が広がる中でキャンプも楽しめます。本記事では、「友ヶ島」でキャンプを楽しむ際の注意点や、「友ヶ島」の見どころ、アクセス情報をまとめてご紹介します。
友ヶ島とは、和歌山市北西の加太沖に位置する無人島群のこと。友ヶ島という島自体は存在せず、瀬戸内海国立公園の紀淡海峡に浮かぶ「沖ノ島」「地ノ島」「虎島」「神島」の4つの島を総称して「友ヶ島」と呼んでいます。
戦前の砲台跡や弾薬庫跡が点在する島内には、緑深い照葉樹林が茂り、さまざまな植物や生き物が生息しています。
そんな自然豊かな友ヶ島では、桟橋を左に進んだところにある「南垂水キャンプ場」でのみキャンプをすることができます。
なお、南垂水キャンプ場を利用するには、オンラインによる事前申し込みが必要です。
友ヶ島でキャンプをする際は、下記の注意点をよく確認のうえ、ルールを必ず守るようにしましょう。
・友ヶ島汽船が欠航の場合は利用できません。
・利用日の翌日が荒天等により、友ヶ島汽船が欠航となる恐れがある場合は、当日利用をお断りすることがあります。
・キャンプ場までは島内の山道を20分程度歩く必要があります。
・島内での伐木、花火、直火および海岸での焚き火は禁止です。
・キャンプ場には電気、水道(飲料水)および炊事場はありません。
・島内でのキャンプ用品などの販売および貸し出しは行っていません。
・ごみ(焚き火の燃え残なども含む)はすべて持ち帰ってください。
・予約した場所以外のサイトの使用はできません。
・同一グループによる二区画以上の予約はできません。
・22時以降は消灯し、宴会などは行わないようにしてください。
友ヶ島を構成する4島のひとつ、沖ノ島には要塞時代を想起させる砲台跡がいたるところに存在し、それらをめぐるハイキングコースも開かれています。
コバルトブルーの海に見事に映える真っ白な洋式灯台や第2砲台跡をはじめ、展望台、第3砲台跡、桟橋をめぐる約2時間30分の散策コースは、風光明媚で大人気。島内西部の蛇ヶ池には湿地帯植物が群生しているため、散策していると、多くの植物に出会えます。
また、歴史が長い友ヶ島には、役の行者に始まる修験道にまつわる史跡や行場も現存。さまざまな遺構に触れられるのは、友ヶ島ならではの魅力といえるでしょう。
美しい自然と悠久の歴史を体感できる友ヶ島は、家族連れでの夏の磯遊びなどに最適の島です。
・友ヶ島汽船でのアクセス:
加太港から友ヶ島野奈浦桟橋まで約20分
・TEL:073-459-1333
・友ヶ島汽船の運賃:
大人2,200円、小人1,100円(いずれも往復、税込み)
・友ヶ島汽船の運航時刻:
【3月1日~12月31日】
1 加太港発9:00 友ヶ島港発9:30
(臨時1 加太港発10:00 友ヶ島港発10:30)
2 加太港発11:00 友ヶ島港発11:30
3 加太港発13:00 友ヶ島港発13:30
(臨時2 加太港発15:00 友ヶ島港発15:30)
4 加太港発16:00 友ヶ島港発16:30
※水曜のみ運休(水曜が祝日の場合は運航)
※臨時便は、4月29日~5月5日、7月20日~8月31日の期間に運航
※乗船整理券の配布は当日分のみとなります。団体でのご利用の場合はお問い合わせください。
【1月1日~2月末日】
1 加太港発9:00 友ヶ島港発9:30
2 加太港発11:00 友ヶ島港発11:30
3 加太港発13:00 友ヶ島港発13:30
4 加太港発16:00 友ヶ島港発16:30
※12月29日~1月3日を除く、土曜・日曜・祝日に運航
・加太港までの交通アクセス:
加太線「加太駅」から徒歩約20分
今回は、友ヶ島の見どころやキャンプを楽しむときの注意点、アクセス情報をご紹介しました。島内を覆うように生い茂る植物と砲台跡が共存する雰囲気は、まさに異空間。そんな友ヶ島でのキャンプは、いつもと違ったおもしろさを感じられることでしょう。ぜひ、友ヶ島汽船に乗って友ヶ島まで足を運び、ここでしか味わえないキャンプ体験をしてみてください。
※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。