高野山で精進料理を楽しめるおすすめのお店と宿坊
真言密教の聖地・高野山には50以上 の宿坊があります。
宿坊とは本来、僧侶や参拝者の宿泊場所でした。
今では一般の観光客も受け入れており、寺社文化を体験できるとあって大変人気です。
本記事では、高野山のおすすめの宿坊を紹介します。
高野山を訪れたのなら、宿泊は宿坊がおすすめです。
和の趣にあふれる歴史ある建築や美しい庭園に触れながら、伝統の精進料理に舌鼓を打ったり、修行体験ができたりするのが宿坊に泊まる魅力。
もちろん、宿泊施設としてのサービスも充実しています。それでは、高野山の中でもおすすめの宿坊を7つご紹介しましょう。
※現在コロナウイルス対策のため、実際の稼働部屋数・収容人数は掲載情報と異なる場合がございますので、
詳細情報については各公式サイトをご確認ください。
約800年前に開かれた福智院の宿坊 は、高野山の中でも特に有名です。
高野山で唯一 の天然温泉が自慢で、男女それぞれ趣の異なる浴場を完備。
内湯はチェックイン(15:00)からチェックアウト(9:00)まで、 いつでも入浴できます。
午後3時から午後9時まで、露天風呂もご利用いただけます。
モダンな大庭園に囲まれた客室で過ごすひと時に心が鎮まることでしょう。
福智院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山657
部屋数:60室
高野山の中央に位置する一乗院は、広大な高野山内を参拝するのに便利な宿坊です。
四季折々の高野山 の食材を使用した精進料理が絶品。
やさしい味わいながらボリューム満点の色とりどりの膳は、目でも舌でも楽しめます。
泉水庭園をたくさんの錦鯉がゆったりと遊泳する風景に日本の美を感じるはず。
一乗院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山606
部屋数: 22室
今から1100年ほど 前に聖快阿闍梨によって「山本坊」として開基された赤松院の本坊には、寺院らしい風格が漂っています。
見どころは、高野山を代表する雄大な回遊式庭園。その広さは2,000坪 を誇り、高野山の自然を存分に堪能しながら散策できます。
御守りサービス として、宿坊に宿泊すると御守りをプレゼントしてもらえるのも嬉しいポイントです。
赤松院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山571
部屋数:60室
奥之院の一の橋入口から歩いてすぐの場所に位置し、アクセスがとても便利な恵光院。
落ち着いた雰囲気で、ほっこりと安らげる宿坊です。
宿泊者が無料 で体験できる阿字観や写経といった修行が用意されている他、毎朝のお勤め、護摩祈祷にもご参加できます。
有資格の僧侶が案内する奥の院ナイトツアー(主催:AWESOME TOURS)の出発地点でもあります。
恵光院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山497
部屋数: 35室
金剛峯寺の西隣りの閑静な場所に位置し、壇上伽藍が門前に佇む總持院。
そんな由緒ある寺院の宿坊でありながら、駐車場・エレベーター・冷暖房完備で、バリアフリー対応トイレも設置 されているなど、快適さは群を抜きます。
お食事は、温かい料理は温かく。冷たいものは冷たく。新鮮な旬の味覚が詰まった料理長直々の精進懐石。
高野山で代々受け継がれてきた調理法や味付けや色彩を重んじながら丁寧な料理を心がけています。
木の香りと静けさに包まれた、広大な庭園。前庭にひっそりと立つ樹齢1000年を超える藤の樹 も必見です。
總持院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山143
部屋数: 13室
高野山のほぼ中央、金剛峯寺の目の前に位置する天徳院は、加賀三代藩主前田利常公によって正室珠姫菩提のために建立されました。
有する庭園は、高野山で唯一 の重要文化財。書院造りの和室からの眺めは荘厳。
時の流れに身を任せ、都会の喧騒から離れてゆっくりと過ごすことができますよ。
天徳院
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山370
部屋数: 30室
遍照光院は、白河上皇の御在所 だったという格式高いお寺。
山門は、京都御所の建春門と同じ型式 です。
国宝や重文に指定されている数多くの仏像や絵画などを身近に鑑賞できるのは、遍照光院だからこそ味わえる贅沢。
それぞれの客室に回遊式庭園が面しているので、絶景を望みながら宿泊できます。
遍照光院(へんじょうこういん)
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山575
部屋数:25室
宿坊での一日を心置きなく満喫できるように、宿坊体験の代表的なスケジュールを確認しておきましょう。
午前中から高野山観光を楽しみ、宿坊へ向かいましょう。
チェックイン時に施設の利用方法やお風呂に入浴できる時間帯、朝勤行について説明を受けられるので、初めて宿坊に宿泊する人も安心です。
なお、宿坊への宿泊予約は、高野山宿坊協会に紹介してもらうか、直接お寺に問い合わせてみると良いでしょう。
夕食前に入浴し、旅の疲れを取りましょう。
宿坊によって入浴時間が異なるので、あらかじめチェックするのを忘れずに。
夕食は、高野山が誇る精進料理をいただきましょう。
基本的な調理法や味付け、色彩に違いはありませんが、宿坊ごとにこだわりが光ります。
お坊さんが心を込めて配膳してくれますよ。
山門が閉まった際に外出する際は、お寺の人に門限を確認しましょう。
朝勤行に備え、夜は客室で心身を休めるのが良いですね。
夜の庭園など、昼とは違った宿坊の表情を楽しめそうです。
朝勤行に備え、早めの就寝を心がけましょう。
6時頃には起床し、朝勤行に参加してみましょう。
朝勤行は、宿坊に宿泊する醍醐味のひとつ。
凛とした朝に僧侶の声が響き、心がスッキリします。
開始時刻や所要時間についてはチェックイン時にご確認ください。
朝食も夕食と同じく精進料理。
野菜や豆類中心で、お腹をやさしく労わってくれます。
朝食後に庭園を散策するのもおすすめです。
前日に続き、高野山観光に出発。
お坊さんに高野山内の名所について質問してみれば、まだ見ぬ出会いがあるかもしれません。
観光マップを配布している宿坊もあるので、ぜひ参考にしてください。
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高野山で宿泊するなら、その息吹が感じられる宿坊を選びましょう。
古き良き伝統を守りながらも宿泊客に快適さを提供する宿坊の数々は、宿泊施設としても高い評価を得ています。
高野山でしか体験できない非日常的な時間は、心身ともにリラックスさせてくれることでしょう。
※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。