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KOYACOLORS〜2022.秋〜色鮮やかに染まる高野山へ紅葉を愛でに

KOYACOLORS〜2022.秋〜色鮮やかに染まる高野山へ紅葉を愛でに

  • 2022.09.01
  • 10

KOYACOLORS〜2022.秋〜色鮮やかに染まる高野山へ紅葉を愛でに

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一年を通して高野山が最も賑わう、秋。山内いたるところで紅葉が見られ、歴史ある建築物や古い町並みが艶やかに染まる光景は、思わず息をのむほどの美しさです。高野山の紅葉の見頃は例年10月下旬から11月中旬まで。どこを歩いても美しい紅葉に包まれた高野山の景色を愛でに、聖地・高野山を訪れてみませんか。

一度は訪ねたい!高野山屈指の紅葉スポットへ

金剛峯寺

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高野山の中央部にある金剛峯寺は、全国に約4,000の末寺をもつ高野山真言宗の総本山。秋は高野山にもみじ狩りに訪れた人々が真っ先に目指す紅葉の名所としても有名です。特に多くの人で賑わうのが、緩やかな坂を上った先にある正門前。文禄2年(1593年)に築かれた金剛峯寺最古の建物になり、昔は天皇や皇族、高野山の重職のみ出入りができたといわれています。この正門を飾るかのように赤や黄色の紅葉が色づき、風格漂う門と華やかな紅葉とのコントラストは圧巻の美しさです。ただし、人通りが多いので、写真撮影の際はご注意を。

 

DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132

参拝時間:8:30〜17:00(受付16:30まで)

TEL:0736-56-2011

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金剛峯寺前」下車すぐ

※別途拝観料などが必要な場合もあり

詳しくはこちら

https://www.koyasan.or.jp/

 

蟠龍庭

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金剛峯寺の正門とともに、境内にある蟠龍庭(ばんりゅうてい)は高野山では外せない紅葉の名所。2,340平方メートルの石庭は国内最大級を誇り、雲海の中で一対の龍が向かい合い、奥殿を守るかのように表現されています。雲海を表すのは、雪のように白い白川砂。庭に敷き詰められた真っ白な砂に紅葉が彩りを添えると、さらにその美しさが際立ち、この時期にしか見られない貴重な風景が楽しめます

 

DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132 金剛峯寺境内

参拝時間:8:30〜17:00(受付16:30まで)

TEL:0736-56-2011

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金剛峯寺前」下車すぐ

拝観料:1,000円

詳しくはこちら

https://www.koyasan.or.jp/

 

蛇腹路

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金剛峯寺から壇上伽藍へと向かう小道「蛇腹路(じゃばらみち)」は、高野山を代表する紅葉スポット。道の両脇はたくさんの紅葉が群生することから、秋になれば紅葉のトンネルが現れます。見上げると、空を埋めるかのように鮮やかな紅葉が重なり、その美しさはため息が漏れるほど。また、10月中旬〜11月中旬までの期間は17時30分頃からライトアップも行われ、昼間とはまた違う幻想的な雰囲気に包まれます。高野山には51箇所の宿坊があるので、ここで宿泊し、夕食後に紅葉を鑑賞するのもまた贅沢。

 

DATA

住所:金剛峯寺〜壇上伽藍周辺

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金剛峯寺前」下車すぐ

 

壇上伽藍

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根本大塔や東塔(とうとう)、金堂などが並び立つ壇上伽藍は、境内のいたるところで紅葉が楽しめます。蛇腹路を抜けると、視界に飛び込んでくるのが、そびえ立つ塔と紅葉との共演。シンボルの根本大塔は、真言密教の教えを体現する象徴として建てられたもので、塔内には立体曼荼羅世界が広がっています。幾度かの火災や倒壊を繰り返し、現存する根本大塔は昭和12年(1937年)に再建されたもので、眩い朱色が印象的。根本大塔や東塔の朱色と紅葉の赤が秋晴れの空に映え、まさに高野山の秋を象徴するかのようです。また、境内の蓮池周辺はモミジのほかに黄金色のイチョウも見られ、池の水面に映 り込む紅葉もまた絶景です。

 

DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山152

参拝時間:8:30〜17:00(受付は16:30まで)

TEL:根本大塔0736-56-3215、金堂0736-56-3215

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金堂前」下車すぐ

拝観料:金堂500円、根本大塔500円

詳しくはこちら

https://www.koyasan.or.jp/

 

〈10月のイベント〉

●秋季金剛界 結縁灌頂(けちえんかんじょう)

 

結縁灌頂とは、仏様とご縁を結ぶ真言密教の尊い儀式のこと。秋は金剛界の仏様との縁を結び、本来の清らかな心を再生する儀式が行われ、一般の参加も可能です(予約必須、令和4年は参与会員並びに霊宝館友の会限定での開催)。また、結縁灌頂に先立ち、初日の10月1日は、煌びやかな袈裟を身に着けた僧がお練りを行い、声明を唱える庭儀結縁灌頂三昧耶戒(ていぎけちえんかんじょうさんまいやかい)が行われ、これのみ見学もできます。

 

DATA

開催日:2022年10月1日(土)〜3日(月)

開催時間:1日10:30〜15:50、2日8:30〜15:10、3日8:30〜15:10

会場:壇上伽藍 金堂

TEL:0736-56-2011(金剛峯寺 法会課)

入壇料:事前予約申込 1人5,000円、当日申込1人7,000円(伽藍金堂横特設テントにて申込可能)

※令和4年は参与会員並びに霊宝館友の会限定での開催。

詳しくはこちらhttps://www.koyasan.or.jp/news/

※7月25日更新「令和4年度 高野山秋季金剛界結縁灌頂開壇のお知らせ」をご覧ください。

 

西禅院

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平安時代に弘法大師・空海が高野山を開創した直後に明寂阿闍梨によって開かれた由緒ある西禅院は、宿坊としても人気。その理由は、熱狂的なファンも多い昭和の作庭家・重森三玲が手がけた、国の登録記念物にも指定される3つの庭園。この庭を一目見たいと宿泊される人も多いそうです。そして、今年3月には新しい客室「新書院貴賓室」がオープン。客室横の廊下は夜になればプライベートスペースになるため、その場所から重森三玲庭園を独り占めして楽しむことも。秋は枯山水の石庭が紅葉に彩られ、風雅な美しさを醸し出します。

 

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DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山154

TEL:0736-56-2411

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「大塔口」から徒歩約2分

詳しくはこちら

https://www.koya.or.jp

高野山で体験できるイベント・トピックス

Night Temple in 金剛峯寺

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拝観終了後の金剛峯寺を舞台に、観客自らも演劇内に参加するという没入型演劇体験『Night Temple in 金剛峯寺』が現在開催中です。演劇の脚本は、金剛峯寺内部の施設や仏教美術、弘法大師・空海の逸話をテーマにしたオリジナルストーリー。案内役の役者が演じるのは、鎌倉〜南北朝時代に活躍した絵師「巨勢有康(こせのともやす)」とその相手役となる表具師。そして、観客は表具師見習いとして参加し、大広間や別殿、蟠龍庭などを見て回りながら、演劇体験が楽しめます。観客自身が物語の登場人物になることで、まるで作品の中に入り込んだような感覚が味わえ、舞台となる場所や歴史への見聞が深まる、またとない機会になるはずです。

 

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DATA

開催日:2022年9月17日(土)・10月9日(日)・11月5日(土)・11月19日(土)

    ※来年の公演スケジュールは未定

体験時間:17:00(開演)〜18:30(終演予定)

集合場所:開演5分前をまでに金剛峯寺の一般入り口前に集合

料金:7,700円(消費税込)※拝観料込

募集人数:30名(最少催行人員13名)

お申込みはこちら

https://www.xperisus.com/nankai-kongobujitemple-night22

 

高野山デジタルミュージアム

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今年8月3日に文化複合施設「高野山デジタルミュージアム」がオープンしました。250インチの大スクリーンを備えたVR(仮想現実)シアターでは、『高野山壇上伽藍−地上の曼荼羅−』を専属ナビゲーターの解説付きで上演。ナビゲーターのコントローラー操作に合わせて空間を自由に移動できるほか、デジタルならではの視点や演出で、知られざる文化財の魅力を臨場感たっぷりに体感できます。また、併設のカフェ「高野山 café雫」は、猿田彦珈琲プロデュースのオリジナルブレンドコーヒー「高野山ブレンド」をはじめ、地元生産者の食材を取り入れた軽食やスイーツを提供。そのほか、旅のお土産にぴったりなグッズが見つかるミュージアムショップもあり、高野山の歴史と文化を五感で体験できます。

 

DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山360

参拝時間:10:00〜17:00

休館日:12月〜2月不定休(VRシアターのみ毎月最終月曜日休演)

TEL:0736-26-8571

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金剛峯寺前」から徒歩約2分

入館料:無料(VRシアター鑑賞料は高校生以上1,000円、中学生以下500円)

詳しくはこちら

https://www.dmckoyasan.com/digitalmuseum/

 

ナゾトキ文化財めぐり「天空の秘境と夢幻手稿」

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高野山を舞台にした大人のための謎解きイベント「ナゾトキ文化財めぐり『天空の秘境と夢幻手稿』」が来年の3月末まで開催中。このイベントは参加者自身が主役になって、高野山各所を巡りながら謎を解き、物語を進めていく体験型のプログラムです。謎解き散歩を楽しむことで、高野山の文化財の魅力を再発見できたり、歴史を深く知れたりと、今までになかった高野山観光が味わえるはず。聖地・高野山ならではの非日常体験に浸ってみませんか。

 

DATA

開催日:2022年9月1日(木)〜2023年3月31日(金)

開催場所:高野山

キット販売価格:2,500円(税込)

販売場所:南海なんば駅2階サービスセンター、高野山駅窓口、高野山デジタルミューアジアム、タカラッシュオンラインショップ

詳しくはこちら

https://huntersvillage.jp/quest/koyasan_bl

紅葉散策で味わいたい高野山とふもとの秋グルメ

山菜釜めし定食【つくも】

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高野山の大門にほど近い場所にあり、50年以上の歴史をもつ食堂「つくも」。創業当初からの名物・釜めしは、今も昔も変わらぬおいしさが楽しめます。店主の故郷・高知から取り寄せる宗田節や北海道日高産昆布を使った自慢の出汁でふっくらと炊き上げるご飯は、出汁の旨みがしっかりと染み込んでいます。とり釜めしやじゃこ釜めしなど様々な釜めしのラインアップの中で、一番のオススメは「山菜釜めし定食」。高野町や野迫川村など、地元で採れた山菜がたっぷり入った釜めしは滋味深いおいしさ。一つ一つ手作業で炊くので、香ばしいおこげもまた格別です。お茶碗3杯分と食べ応えのあるボリュームですが、残ったらテーブルに置かれたラップに包んでおむすびにして持ち帰ることもできるのでご安心を。もみじ狩りにピッタリなテイクアウトのお弁当(1,050円)をお買い求めの方は、紅葉シーズン(10月~11月頃)は前日までにご予約を。釜めし定食はいずれも1,400円(肉釜めし定食のみ1,500円)。

 

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DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山243

営業時間:10:00〜16:00

定休日:木曜日

TEL:0736-56-2212

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「大門」下車すぐ

 

酒饅頭【御菓子司さゞ波】

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大正10年(1921年)創業。壇上伽藍の近くに店を構える老舗御菓子司「さゞ波」の名物が「酒饅頭」(1個140円)。全国に酒饅頭は数あれど、同店の逸品は古式ゆかしき製法で一つ一つ手作りするこだわりの味が楽しめます。饅頭の生地は、創業以来受け継がれる米麹を2日間かけて壺の中で自然発酵させ、翌日壺の中の麹を絞り、その絞り汁を用いるという手の込んだもの。生きた麹を使うことで、蒸した時にふんわりしっとりと仕上がり、麹の風味がほんのり香りながらもクセがなく、上品な味わいとなります。酒饅頭は毎朝9時30分頃〜11時頃に出来上がるので、そのタイミングなら出来立てが味わえることも。高野山土産としてはもちろん、紅葉散策のおやつにもオススメです。酒饅頭は数に限りがあるので、お求めの際はお早めに。

 

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DATA

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山796

営業時間:8:00〜17:00頃

定休日:月曜日(祝日は営業の場合もあり)

TEL:0736-56-2301

アクセス:高野線「高野山」駅からバス「金堂前」下車すぐ

 

パンケーキ【カフェKUDOYAMA1448】

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九度山町の商店街に佇む「カフェKUDOYAMA1448」は、2019年に姉妹でオープンした小さなカフェ。「今では寂しくなった商店街が少しでも賑やかになれば」と、実家の洋品店のお隣に店を開いたところ、看板メニューのパンケーキが評判に。今では連日多くのお客さまで賑わっています。注文を受けてから30分ほどかけて低温でじっくりと焼き上げるパンケーキは、分厚くボリューミーながら、口に入れるとスッと溶ける雲のようなふわふわ食感。オススメの「ベルギーチョコレート」(1,100円)は、チョコ生地のパンケーキに濃厚なベルギー産のチョコレートがたっぷりかかり、なめらかな口どけが楽しめます。また、九度山や近隣地域はフルーツの名産地としても知られ、秋は富有柿や栗などを使った絶品パフェも登場します。

 

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DATA

住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1448

営業時間:11:00〜18:00(17:00L.O.)

定休日:月・火曜日、月に数日

TEL:0736-26-7727

アクセス:高野線「九度山」駅から徒歩約10分

詳しくはこちら

https://www.instagram.com/kudoyama1448/

 

ジビエランチ【JAYA CAFE】

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お店の隣にある畑で育てた無農薬野菜や地元の旬のフルーツ、そして新鮮なジビエ肉など、体が喜ぶような料理を提供する「JAYA CAFE(ジャヤ カフェ)」。ヨガのインストラクターでもある店主さんが「体にいいものを食べてほしい」と、一品一品手作りするランチが人気です。ランチは月替わりランチのほか、ハンバーグや唐揚げなど多種多様なメニューが揃います。その中でも、ぜひ食べていただきたいのが「ジビエランチ」(古代米のご飯・味噌汁・ドリンク付き、1,500円)。和歌山・古座川で獲れた鹿肉(猪肉の場合もあり)は、驚くほど柔らかで、噛み締めるほどに旨みが溢れてきます。セットには、季節の野菜を使った色とりどりの小皿料理が並び、おいしいものを少しずつ味わえる幸せも。のんびりと流れる時間も楽しみながら、心と体を癒すランチを味わいに訪れたくなるお店です。

 

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DATA

住所:和歌山県橋本市神野々1042-5

営業時間:11:00〜14:00(13:30L.O.)

定休日:日曜日

TEL:0736-26-8378

アクセス:高野線「学文路」駅から徒歩約12分

詳しくはこちら

https://www.instagram.com/jayacafe

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※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。

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