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仁徳天皇陵古墳(大山古墳・大仙陵古墳)とは?特徴を解説

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仁徳天皇陵古墳(大山古墳・大仙陵古墳)とは?特徴を解説

  • 2023.11.29
  • 3

仁徳天皇陵古墳(大山古墳・大仙陵古墳)とは?特徴を解説

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「仁徳天皇陵古墳」は、堺市にある日本最大規模の前方後円墳です。平成10年の調査では、造出しから須恵器の甕が出土しました。最近の調査では、堤に並べられた円筒埴輪列などが見つかり話題になっています。本記事では、大山古墳や大仙陵古墳とも呼ばれる仁徳天皇陵古墳の特徴をご紹介します。

仁徳天皇陵古墳とは

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仁徳天皇陵古墳は、全国に16万基以上はあるといわれる古墳の中で日本最大規模を誇る前方後円墳です。その大きさは、全長が約486m、後円部の直径が約249mで高さが約35.8m、前方部の幅が約307m、高さが約34mにもおよびます。古墳の陵域は濠(ほり)を含めて約47万平方メートルと、甲子園球場が12個も入る広さです。

 

5世紀中頃に約20年かけて築造されたと推定されている仁徳天皇陵古墳は、エジプトのクフ王のピラミッドと中国の秦の始皇帝陵と並んで、世界3大墳墓のひとつといわれています。

前方後円墳とは

前方後円墳とは、円(円墳)と四角(方墳)を連結させたような形の古墳のこと。上から見ると鍵穴の形をしているのが特徴で、仁徳天皇陵古墳は前方後円墳の代表的な例です。

 

仁徳天皇陵古墳のような巨大な古墳のほとんどが前方後円墳。実は日本独自の形状で、古墳時代を通して造られました。

仁徳天皇陵古墳の特徴

墳丘(ふんきゅう)が3段に築成(ちくせい)されているのが、仁徳天皇陵古墳の特徴のひとつで、左右のくびれ部に造出し(つくりだし)があり、三重の濠がめぐっています。なお、現在の外濠は、明治時代に掘り直されました。

 

周遊路が約2.8kmにわたって整備されていて、歩いて一周するのに1時間ほどかかります。

 

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仁徳天皇陵古墳から出土したもの

仁徳天皇陵古墳からは、これまで数々の品が出土しています。

 

まず、明治5年(1872年)には、仁徳天皇陵古墳の前方部にある竪穴式石室が見つかり、収められた長持形石棺(ながもちがたせっかん)や、刀剣、甲冑(かっちゅう)、ガラス製の壺と皿などが出土しました。そして、平成10年の調査では、造出しから須恵器の甕(かめ)が出土。古墳が造られた年代を知る資料として話題を呼びました。

大山古墳・大仙陵古墳とは

仁徳天皇陵古墳は、大山古墳や大仙陵古墳などの呼称もあります。このように、ひとつの古墳に対して複数の名前が使われているケースは少なくありません。

 

どの名称を尊重して表現するかは学者によって異なるようです。

仁徳天皇陵古墳へのアクセス

電車でのアクセス(おでかけは電車がおすすめ!):

高野線「三国ヶ丘」駅から徒歩約15分

 

車でのアクセス:

阪神高速15号堺線「堺」出口より南東へ約10分

 

駐車場情報:

大仙公園仁徳御陵駐車場

乗用車105台(2時間まで200円、以降1時間毎に100円追加、5時間以上600円)

いまだ謎が多い仁徳天皇陵古墳で、古代のロマンを感じよう!

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今回は、仁徳天皇陵古墳についてご紹介しました。いまだ謎が多い仁徳天皇陵古墳ですが、古代史を解明するうえで重要な文化遺産として注目を集め続けています。ぜひ仁徳天皇陵古墳に足を運び、古代のロマンを感じてみてください。

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