神秘×絶景×グルメ!知らなきゃ損する「高野山の王道ルート」とおトクな切符とは?おトク
「根本大塔」は、弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地「高野山金剛峯寺」の境内にある名所の1つです。本記事では、そんな根本大塔の特徴や歴史を解説。アクセス情報もご紹介します。
根本大塔は鮮やかな朱塗りが美しい大塔で、真言密教のシンボルとして建てられました。弘法大師空海と真然の二代にわたり、約70年かけて完成しました。
また、日本最初の多宝塔様式の塔とされ、堂内全体が曼荼羅を立体的に表現したものといわれています。
根本大塔は、日本最初の多宝塔様式の塔とされ、堂内全体が曼荼羅を立体的に表現しています。ご本尊の胎蔵大日如来が中心にあり、その周囲には金剛界四仏の如来像が配置されています。
さらに、金剛界四仏の周りには朱塗りの16本の柱があり、そこには十六大菩薩が描かれています。また、四隅には密教を伝えた八祖像が見られます。
根本大塔は887年頃に完成したと伝えられていますが、816年に弘法大師空海が高野山を真言密教の根本道場として定め、その総称として金剛峯寺と命名しました。
根本大塔の建築は816年から始まり、弘法大師空海と真然大徳の二代にわたり、完成まで約70年を要しました。火災による焼失の歴史がありますが、徳川家光や平清盛、豊臣秀吉などによって再建されました。
現在の建物は、弘法大師空海入定1100年を記念して1937年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
壇上伽藍は、主要な法会の行われる高野山の中心。金堂や根本大塔など、諸堂が建ち並ぶ場所です。古来より、弘法大師入定の地「奥之院」と並んで信仰の中心として大切にされてきました。
高野山の総本堂として、平安時代半ばから重要な役割を果たしてきた金堂。現在の建物は7度目の再建により、1932年に完成しました。
内部には「釈迦成道驚覚開示(しゃかじょうどうきょうがくかいじ)の図」や「八供養菩薩像(はっくようぼさつぞう)」といった壁画が整えられていますが、これらは岡倉天心に師事し日本美術院の発展に貢献した木村武山(ぶざん)画伯の筆によるものです。
大門は、一山の総門。高野山の入り口にそびえる五間二階の楼門です。
五間三戸(さんこ)の二階二層門になっており、高さは25.1メートルに上ります。左右に安置されているのは金剛力士像(仁王さま)です。
六角経蔵は、鳥羽法皇の皇后・美福門院が法皇の菩提を弔うため、紺紙に金泥で浄写された一切経を納めようとして建立した経蔵です。
基壇(きだん)付近に把手があり、回すことができるようになっています。一回りすれば、一通り一切経を読誦した功徳を得られるといわれています。
・住所
和歌山県伊都郡高野町高野山152
・電車でのアクセス(おでかけは電車がおすすめ!)
高野線「高野山」駅から南海りんかんバス「金堂前」下車 徒歩すぐ
・車でのアクセス
京奈和道紀北かつらぎICから国道24・480号経由25km約40分(中門前駐車場まで)
・駐車場情報
あり(20台)
今回は、高野山金剛峯寺の名所・根本大塔の特徴や歴史について解説しました。高野山金剛峯寺には名所がたくさんありますが、約70年かけて完成した根本大塔は神秘的な美しさをまとっています。高野山を訪れた際は、真言密教のシンボルとしてそびえ建つ根本大塔にも足を運んでみてください。
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