【新世界】大阪を満喫!写真映えを楽しむ新世界さんぽ
新しい文化を取り入れながらも、昭和の雰囲気を色濃く残すスポットが数多く残る新世界。“下町”を感じられる大阪の人気観光地の一つとして、毎日多くの人でにぎわっています。にぎやかで楽しい新世界を、タイムトリップ気分で楽しんでみませんか?
新世界といえば「串かつ」を思い浮かべる人も多いはず。たくさんの串かつ店が軒を並べる中、レトロ感たっぷりの雰囲気で王道から創作まで、多彩な串かつを楽しめるのがジャンジャン横丁にある「串かつ 王将倶楽部」です。
その名の通り、元々は将棋愛好家たちが集う将棋クラブだったこちら。1947年の創業から65年以上続いていた「王将倶楽部」が2015年に営業を終えた際、多くの棋士や愛好家が集った場所を屋号ごと引き継ぎたいと申し出た熱意と願いが実り、「王将倶楽部」という名の串かつ店として2016年に新たなスタートを切ったのです。
店の入り口に掲げられた「王」と「将」の文字が刻まれた照明や、重ねた月日を思わせる木製の看板はもちろん店内にも、かつて将棋クラブとして親しまれていた面影がそのまま残されていて、随所に古き良き昭和の空気が漂っています。
お店自慢の串かつは、“新世界で一番軽い串かつ”をうたっているだけあって、衣は薄く口当たりもとっても軽やかな仕上がり。衣に使うパン粉はミキサーにかけて粒子の細かいサラサラの状態にしているのがその軽やかさの秘密だそう。
おすすめは「特上串5本盛り合わせ」。小粒のイクラをソースに見立ててたっぷりとかけた「ホタテ」や珍しい「ごま豆腐」の串かつなど、ソースだけでなく塩やしょうゆ、ワサビで食べるなど楽しい工夫が盛りだくさん!正統派とはまたひと味違った創作が光ります。
限定20食の「どて焼き」も大人気!国産の牛スジをコクのある白みそで調味しているほか、牛スジと合わせたのは、店主の出身地・滋賀県の名産である赤こんにゃく。弾力がありながらも歯切れがよく、これがよいアクセントに!
カラリと揚げられた串かつはビールと豪快に!というのもよいですが、自慢のラインアップを誇る日本酒と合わせるのが「王将倶楽部」流。常時20種類ほどの日本酒をそろえ、味の好みや食べたい串かつに合わせておすすめを教えてくれますよ。
かつての将棋クラブに思いを馳せながら、串かつと日本酒が楽しめる貴重な一軒。ここにいるだけで昭和の頃の新世界やジャンジャン横丁の空気も味わえるような気がするから不思議です。
串かつ 王将倶楽部
住所:大阪市浪速区恵美須東3-4-9
電話番号:06-6556-9464
営業時間:11:00~22:00(21:30LO)
定休日:不定休
アクセス:新今宮駅から徒歩約10分
Instagram:串かつ 王将倶楽部
通りでひと際目をひく、レトロ感たっぷりの看板や店構え。こちらは日本最大級との呼び声も高いスマートボールの専門店です。
スマートボールとは、手動で玉を弾いて盤面に打ち出すというパチンコにも似たゲーム。関西では縁日の屋台で見かけることもあり、広く親しまれています。
遊び方はいたって簡単!好みの台を選んで座り、100円を投入すると25個の小さな玉がジャラジャラと出てくるので、それを1玉ずつ台にセット。弾いた玉が盤面に空いた穴にうまく入ると、得点に応じて上から玉が落ちてきます。仕組みは単純ですが穴に入れるのが意外と難しいので、一度ゲームをスタートさせたら、ついつい夢中になってしまうはず…!台によって盤面も違うので、自分に合った台を探してみるのも楽しいですよ。
最終的に手元に残った玉の数が得点となり、得点によってさまざまな景品をゲット!景品は人気のお菓子が中心で、種類も豊富です。最大の景品は280点のぬいぐるみ。新世界の楽しい思い出に、ぜひ狙ってみて!
玉が落ちてくるときのジャラジャラという音に混ざって聞こえる、店内BGMの昭和歌謡もレトロなムードを盛り上げます。店名のロゴやスマートボールの盤面のデザイン、玉の色…令和の今ではなかなか出会うことができないレトロなデザインに囲まれてゲームを楽しんでいると、まるで昭和にタイムトリップしたみたい!100円玉をたくさん握りしめて、ここでしか味わえない体験を楽しみましょう!
スマートボール ニュースター
住所:大阪市浪速区恵美須東3-5-19
電話番号:06-6641-1164
営業時間:11:30~22:00、土・日曜、祝日10:00~22:00
定休日:月4日不定休
アクセス:新今宮駅から徒歩約10分
※18歳未満の方は入店できません。
ひと際にぎやかなジャンジャン横丁の一角にあるこちらは、「ミックスジュース」発祥の店として全国に名を知られる名喫茶。
当初は果物店として1948年に創業。当時、高級品だったバナナが熟れすぎて皮が黒ずみ、店頭に並べられなくなったのを、「もったいない」精神で牛乳やほかの果物と一緒にミキサーにかけたのが名物である「ミックスジュース」の始まりだそう。
店頭で提供したところ、地元・大阪のお客さまを中心に人気が広がって大ヒット!その人気を受けて、1960年に果物店から喫茶店へと業態を変えて「千成屋(せんなりや)珈琲」に。ジャンジャン横丁のオアシスとして愛されてきました。
実は、三代目店主が体調を崩したことをきっかけに2016年に一度閉店。しかし、この店の魅力をまだまだいろんな方に届けたいという、地元の方やファンの熱い思いを受けて2017年に復活!大阪のレジェンド喫茶の再開に多くのファンが詰めかけ、大きな話題となりました。
復活後ももちろん、「ミックスジュース」は健在!果物の熟れ具合や甘さに合わせて作る、初代店主が考案したレシピを基本にし、その味を今に伝えています。完熟バナナ、ミカン、リンゴ、白桃を独自で配合した、フレッシュなおいしさを楽しんで。
ストローが立つほど“濃い”のが千成屋珈琲のミックスジュースの特徴です。やや粗めに砕いた氷が入っているので、最後まで冷たいまま味わえますよ。
ミックスジュースにアイスクリームを乗せた「ミックスジュースフロート」やフルーツを飾ってまるでパフェのような見た目の「ロイヤルミックスジュース」など、バリエーション豊富。大人も子どもも思わず笑顔になれる味わいをぜひ楽しんでみて。
王道の「昔ながらのオムライス」や鉄板で提供する「焼きナポリタン」など、喫茶らしい軽食メニューも充実。歩き疲れたら「千成屋珈琲」でひと休みするのがおすすめですよ。
新世界は歩いているだけでもレトロなムードや、昔ながらの食文化が感じられる場所。観光客と地元の方が行き交う、大阪らしい熱気とエネルギーがあふれる場所へでかけてみてくださいね。
※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。