安藤忠雄建築を体感。狭山池で余韻に浸るカフェ時間
心静かに本の世界に浸りながら、ひとり時間をアップデートしてみませんか?今回は、大阪・和歌山エリアで読書を楽しめるスポットをご紹介。図書館やブックカフェ、大型書店、緑豊かなガーデンなど、駅近で気軽に立ち寄れる場所ばかり。休日のおでかけはもちろん、通勤・通学の途中にもふらりと訪れて、本との心地よい時間を過ごしてみてください。
和歌山市駅直結の複合施設「キーノ和歌山」に隣接している「和歌山市民図書館」。年中無休で朝9時から夜9時まで開館しているので、生活リズムに合わせて利用できる読書スポットです。フロアごとに異なるテーマで設計された上質な空間、書店やカフェを併設した居心地の良さなど、これまでの公共図書館とは違う新しいスタイルが満載。「知性と感性を醸成する場」「知・情報・交流・くつろぎの拠点」として多くの人々に利用されています。
「キーノ和歌山」との連絡通路がある2階のエントランスは樹木を囲むように大きなベンチが置かれ、まるでホテルのロビーのような雰囲気です。地元和歌山出身の作家、有吉佐和子に関する蔵書を揃えた「有吉佐和子文庫」が設けられているのも、この図書館ならではです。
同じく2階の閲覧室は、絨毯(じゅうたん)敷きの床にソファが置かれた高級感あふれる空間。フカフカのソファに身を預け、心身ともにリラックスして読書にふける贅沢なひとときが楽しめます。床が絨毯なので、足音を気にすることなく本の世界に没入できるのも大きな魅力です。
3階北側の書架には、2ヶ所に窓が設けられているのが印象的です。書架の壁による圧迫感が和らぎ、開放的な雰囲気が感じられます。窓の向こうは、学習室。机と椅子が整然と並ぶ静かな環境は、勉学に集中できる空間です。
1階は、蔦屋書店とカフェを併設したBOOK&CAFEスペース。座席では、カフェメニューを味わいながら図書館や書店の本を楽しめます。カフェで購入したドリンクなどは、一部を除く図書館内のエリアへ持ち込みも可能です。また、1階フロアの一角には和歌山の特産品コーナーもあり、お土産探しも楽しめます。
豊かさを創造するコミュニティの拠点として2003年に誕生した、高石駅前の複合施設「アプラたかいし」。2021年8月に施設リニューアルに伴い2階フロアの広大なスペースで「TSUTAYA BOOKSTORE アプラたかいし」がオープンしました。高石市内の中心地に位置し、様々な方の利用が見込まれることから、本のラインアップは多彩なジャンルをカバー。文具や雑貨、アパレル、食品などのコーナーもあり、子どもからお年寄りまで幅広い層に利用されています。
売場の一角には、「ひと箱本屋」と名付けられたコーナーも。お客さんが箱型の書棚“ひと箱”のオーナーとなり、好きな本を持ち込んだりお店で選んだりして陳列するのだとか。そんな“ひと箱”には、本のプロであるお店スタッフの選書とはまた違った、個性的なセレクトの本が並んでいます。手に取りながらお気に入りを見つけるのもよし、オーナーになって推しの本を発信するのもよし。ぜひ、自身のスタイルで楽しんでみてください。
そして、2025年7月には売場に併設する形で「ドトールコーヒーショップTSUTAYAアプラたかいし店」がニューオープン。書店の本を楽しむことはもちろん、4階の図書館でレンタルした本を読むのにも最適です。
席に座ってリラックスし、薫り高いコーヒーを飲みながら好きな本を読む。本好きにとっては、たまらないひと時です。購入前の本も席へ持ち込めるので、気になる本をじっくりと吟味できるのも魅力的。せっかくなら、時間を忘れて本の世界に浸りましょう。
TSUTAYA BOOKSTORE アプラたかいし
住所:高石市綾園1-9-1 アプラたかいし2F
TEL:072-263-1717
営業時間:9:00~21:00
定休日:1月1日~3日
アクセス:高石駅から徒歩すぐ
公式サイト:TSUTAYA BOOKSTORE アプラたかいし
Instagram:TSUTAYA BOOKSTORE アプラたかいし
「なんばCITY」の地下2階にある大型書店「旭屋書店 なんばCITY店」。旭屋書店のフラッグシップショップとして、1978年のオープンから半世紀近い歴史を重ねてきた老舗です。広い店内には、新刊・話題書はもちろん幅広いジャンルの本をはじめ、文具や雑貨などが並んでいます。
通路が広くスペースにゆとりがあるので、ほかのお客さんを気にすることなく、ゆったりと本を選ぶことができます。
そして、このお店ならではの特徴が鉄道コーナーの充実ぶり。新旧の書籍、雑誌の最新刊やバックナンバー、映像コンテンツや雑貨などのグッズまで、鉄道関連のアイテムが幅広く取り揃えられています。鉄道ファンでなくとも、ぜひフラリと立ち寄ってみてください。鉄道に乗っておでかけを楽しむコツやヒントなど、新しい発見があるかもしれません。
文具や雑貨のコーナーが充実していることにも要注目。カジュアルな日常使いのものからプレゼントにもおすすめの文具まで幅広く、文具探しの楽しみも増えそうです。
旭屋書店 なんばCITY店
住所:大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY B2F
TEL:06-6644-2551
営業時間:11:00~21:00
定休日:不定休
アクセス:なんば駅直結
公式サイト:旭屋書店 なんばCITY店
公式X:旭屋書店 なんばCITY店
天気の良い日には、なんば駅直結の複合施設「なんばパークス」屋上に広がる「パークスガーデン」での読書はいかがでしょうか。約500種10万株の植物がさながら森のような空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。
段々の丘が連なるように作られたガーデンは、各階によって植物の種類も雰囲気も異なります。なかでも注目したいのが、7階にあるワーキングスペース「グリーンデスク」。コンセント付きの円形カウンターやミーティングに使えるテーブル、FREE Wi-Fiも完備されていて、自然に囲まれながら仕事に集中できる環境が整っています。
そんな空間は、読書にも最適です。ゆったりと椅子に腰かけてお気に入りの本を開けば、たちまち本の世界に没入。木々や花々に囲まれ、心地よい空気と静かな時間の中で、贅沢な読書を楽しみましょう。
もっと身近に自然を感じながらカジュアルに過ごしたいなら、3階のウッドデッキもおすすめ。気の向くまま空いているスペースに座って、気軽に読書を楽しめます。もちろん、各エリアとも飲食OK。なんばパークスのお店でテイクアウトしたドリンクやフードを味わいながら、読書にふけるのも豊かな時間の使い方です。
ロケーションもスタイルも異なるスポットで、本に親しみながら読書を楽しむひととき。読書好きはもちろん、普段あまり本に触れない方にも、そっと寄り添ってくれるような場所が、きっと見つかります。お気に入りの1冊を探して、もしくは大好きな1冊を携えて、のんびり出かけてみませんか。
※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。