南海沿線の気になるスポットを発見!あちこち寄り道してみたい情報が盛りだくさん!

南海沿線情報誌 Natts

沿線トピック 沿線トピック

大阪・和歌山の「おでかけ」をご紹介 大阪・和歌山の「おでかけ」をご紹介

沿線トピック

泉ヶ丘のまちと人をつなぐ広場イベント「つながるDays」に行ってみた

泉ヶ丘のまちと人をつなぐ広場イベント「つながるDays」に行ってみた

  • 2025.10.03
  • 8

泉ヶ丘のまちと人をつなぐ広場イベント「つながるDays」に行ってみた

ブックマークする

LINE

10月3日、南海泉北線・泉ケ丘駅前に広がる、いずみがおか広場を舞台に、まちと人をつなぐイベント「つながるDays」がスタートしたので、初日の様子を取材してきました。

「つながるDays」は、多様な人々が思い思いの活動や表現を行うことで、泉ケ丘駅周辺に「ひろば的な空間」をつくり、広場の新しい使い方を発見するイベントです。例えばフードや雑貨の初めての出店、趣味や作品の発表、地域を良くする活動への挑戦など、みんながやりたいことを持ち寄り、泉北ニュータウンの多様なくらし、人・もの・コトがつながるきっかけになることを目指しています。

目次

初日のにぎわいと交流の風景

DSC09112.jpg


その思いは、マルシェ全体の設計にも活かされています。例えば、出店者のブースの配置は、360度どこから見ても商品が見えるよう仕切りのない設置になっています。出店者同士の仕切りをなくしたことで、隣同士で会話を楽しむ姿があちこちで見られました。什器もすべて貸し出し制で、「出店者のみなさんが、カバンひとつで気軽に参加できるようにしたくて」と、企画運営を行うNPO法人SEIN 宝楽さんは笑顔。会場は北欧風の木目調インテリアで統一され、和やかでアットホームな雰囲気が広がっていました。


20回目となる今回は、103日(金)から5日(日)、1010日(金)から12日(日)までの計6日間の日程で開催されます。初日に訪れると、早速、出店者と来場者のやりとりがあちこちで繰り広げられ、あたたかな空気が広がっていました。

雑貨ブースでは色とりどりの手作り小物を前に会話が弾みます。ふだんの泉ヶ丘ひろば専門店街とは違うワクワクとした雰囲気に、笑顔があふれます。

こうしたにぎわいを支えているのが「ひろばプランナー」と呼ばれる多彩な出店者たちです。その中から今回は2組の出店者をご紹介します。


DSC08917_v2.png

女性の居場所をつくる「はぴわく」

まずは女性専門の就労継続支援事業と、女の子専用の放課後等デイサービスを行う「はぴわく」の皆さんです。女性専用の事業所は、堺市では数が少ないとのこと。さまざまな理由で社会に出づらい環境に置かれている女性と、女性ならではの仕事を結ぶことに取り組んでいる彼女たちの活動の原点には「女性が安心して働き、社会とつながる場をつくりたい」という思いがあります。


DSC09126.jpg


今回のブースでも「はぴわく」の利用者が制作した編み物やストラップなど、ハンドメイド雑貨を販売しているほか、利用者によるハンドマッサージ、耳つぼマッサージを実施しています。ハーバリウムボールペンや羊毛フェルトの小物、アクセサリーなどの作品が並び、立ち寄った人は思わず笑顔に。短時間で体験できるマッサージは「ちょっとしたご褒美時間」として人気を集めていました。


DSC09020.jpg


スタッフさんは「手づくりの温かさを大切に、ほっと一息つける癒やしのひとときを届けたいと思っています。利用者の方が心を込めて作った雑貨や丁寧な施術を通じて、私たちの存在・活動をもっと多くの方に知ってもらい、地域にとって身近で安心できる存在になれればうれしいです」と、語ります。

また「つながるDays」への出店を通して、利用者のみなさんも作品づくりへのモチベーションが上がり、人とのコミュニケーションや関わりをもつことにも勇気が湧いているようです。「事業所でも常設のマッサージスペースを設けているほか、事業所一階にあるカフェでも受け付けていますので、ぜひ気軽に遊びにきてくださいね」


はぴわく

住所:堺市南区三原台1-2-3 ルルポ泉ヶ丘105号室

TEL:072-284-7781

アクセス:泉ケ丘駅から徒歩約12分

公式サイトはぴわく

Instagramはぴわく

お客さんの喜ぶ顔が原動力に ― Pumehana 金森さん

DSC08959.jpg


もう一人、紹介するのは「Pumehana」の金森さんです。手芸が得意で、カラフルなハワイアンキルトや布草履などを制作し、今回で3回目の出店となります。

高校ではバレーボールに励み、「おてんばだったんです」と笑う金森さん。卒業後、インドアの趣味を増やしたいと洋裁を学び、お子さんの服を作ることから始まったという手芸の歩み。40代でハワイアンキルトに出会ってからは夢中になり、お仕事のかたわら教室通いを続けてきました。「作ったものを見てもらえるのがうれしいし、人とふれあえるのが楽しい」という実感が、今も活動を続ける大きな原動力になっています。最近はカラフルな布草履づくりに力を入れており、「見た人に『かわいい』と思ってもらって、履いてワクワクしてほしい」と笑顔で話してくれました。


DSC08923.jpg


「つながるDays」への出店は、知り合いが別のマルシェに参加していたことがきっかけ。がま口財布などを販売しているのを知り、自分にもできるかもしれない、と一念発起。「つながるDays」の参加者募集が始まるまでの半年間、首を長くして待っていたとのことです。「什器の貸し出しがあるのも、車を運転できない私にとっては、すごくありがたくて。右も左も分からなかったのですが、商品の並べ方などもすごく親切に教えてくださったのも安心できました」。


「つながるDays」への出店は暮らしの張り合いにもつながっていると言います。「60歳を過ぎると新しい目標はなかなか見つからない。でも、ここに出店するんだと思うと頑張れる。自分が生み出した作品をかわいいと言ってもらえて、購入してくださる方も喜んでくれて。生きがいに近いものがあります」


さらに次のステップとして、布草履のワークショップを個人で開催するという金森さん。「一人ではなく、みんなと一緒に挑戦できるのが『つながるDays』の魅力。やりたいことがある人はチャレンジしてみては」と力強く語ってくれました。


カラフル布草履ワークショップ

会場:堺市立栂文化会館集会室

開催日:10月25日(土)13:20〜16:00

10月の週末は、いずみがおか広場へ!

「つながるDays」は104日(土)、5日(日)、10日(金)〜12日(日)に開催しています。新しい出店者やパフォーマンスも加わり、さらににぎわいが増す予定です。


DSC09057.png


また、泉ヶ丘ひろば専門店街には、常設で「つながる食堂」という間借り食堂もあります。カレーや粉もん、定食屋など、いずれも一般の方が出店をしています。そのときにしか出会えない味があるので、ぜひお立ち寄りを。


「つながる食堂」の出店カレンダーは、Instagramから

Instagramつながる食堂

泉北沿線の方はもちろん、大阪市内からも気軽に訪れることができるロケーションも魅力の一つ。地域のお祭りや休日の小旅行気分で、広場のにぎわいと出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。


つながるDays

会場:堺市南区茶山台1丁2-1(泉ヶ丘ひろば専門店街)

TEL:072-355-3225(いずみがおかつながるDays事務局)

開催日:2025年10月3日(金)〜5日(日)、10日(金)〜12日(日)

開催時間: 10:00~16:00

アクセス:泉ケ丘駅から徒歩すぐ

公式サイトつながるDays

InstagramつながるDays

沿線トピックTOPへ

※ 掲載情報は施設・店舗の都合により変更する場合がございます。お出かけの際は施設・店舗へご確認の上お出かけいただきますようお願いいたします。

関連記事

Natts
ぶらりたび
めでたい電車
天空
minapita
とんぼりリバーウォーク
ホテル中の島