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高野山霊宝館で国宝の仏像や仏画を見よう!見どころとおすすめの展示品

高野山霊宝館で国宝の仏像や仏画を見よう!見どころとおすすめの展示品

  • 2021.03.05
  • 3

高野山霊宝館で国宝の仏像や仏画を見よう!見どころとおすすめの展示品

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真言密教の聖地として長い歴史を誇る人気の観光地・高野山。仏像・仏画をはじめとした、高野山内の貴重な文化遺産を保存・展観する施設が「高野山霊宝館」です。今回は、霊宝館の見どころをはじめ、おすすめの展示品や交通アクセスなどを紹介します。

霊宝館とは

霊宝館

弘法大師によって開かれた高野山は、1200年にわたる長い歴史を歩んできました。そんな高野山に点在する寺院が有する膨大な量の文化財を保存・展観するのが「高野山霊宝館」。1920年9月30日に竣工 し、翌1921年5月15日に開館式を挙行しました。

 

霊宝館では、高野山に伝わる国宝や重要文化財、和歌山県指定文化財や貴重な資料を保管、公開しています。その数は、国宝21件、重要文化財148件など合計186 件に上り、約2万8千点弱を収蔵。未指定品を含めると、8万点を超える収蔵量です。1961年に完成した「高野山大宝蔵」は当時日本最大 といわれ、その後も1984年に新収蔵庫が、2003年に平成大宝蔵がそれぞれ建設されていることからも圧倒的な収蔵量をうかがい知れます。年に数回、展示替えが行われているので、訪れるたび、新しい発見があるはずです。

霊宝館の基本情報

・住所

和歌山県伊都郡高野町高野山306

 

・開館時間

8:30~17:30(5月~10月)

8:30~17:00(11月~4月)

※入館は閉館時間の30分前まで

 

・料金

一般:1,300円

高校生・大学生:800円(学生証の提示が必要)

小学生・中学生:600円

※団体割引(20名以上)や各種割引あり

 

・アクセス

南海高野線「高野山駅」から南海りんかんバスに乗り、「霊宝館前」下車すぐ

霊宝館の見どころ

霊宝館では、高野山に伝わる貴重な文化財が常設展示および特別展示されています。「仏像(彫刻)」「仏画(絵画)」「書跡」「工芸」の4つのカテゴリーに分けて、霊宝館の見どころをご紹介しましょう。なお、展示品は時期によって変わります。見たい展示品がある場合は、事前に公式ホームページで確認してくださいね。

 

 

仏像(彫刻)

・不動明王坐像

不動明王坐像は伽藍不動堂の元本尊。八大童子とともに不動堂に祀られていた重要文化財です。左目をやや細め、顔が左右非対称なのが特徴的。口元からは上下の歯牙が露出していて怖い印象を受けますが、忿怒の形相 は慈悲の表れでもあるようです。細身の身体や膝部の流麗な衣文線などが平安後期の作風を象徴しています。

 

・八大童子立像

「八大童子」とは、不動明王に仕える8人の童子を指します。不動明王の脇侍として有名な矜羯羅童子(こんがらどうし)像や制多伽童子(せいたかどうじ)像は国宝。ともに鎌倉時代初期に活動した仏師・運慶の作品と寺伝では伝えられています。ふくよかな体型であどけなさを思わせる矜羯羅童子像と比べ、制多伽童子像の表情には凛々しさが際立ちますが、特に優れていることを示しているそうです。

 

・大日如来坐像

伽藍西塔に祀られていた元本尊で、金剛界の大日如来。全体が金色を纏い、厳かな美しさを放っています。この大日如来坐像は、887年の西塔創建時に造られたとされ、高野山においても数少ない平安初期の仏像。とても貴重な重要文化財なので、一度はお目にかかっておきたいものです。

 

・孔雀明王像 (快慶作)

後鳥羽法皇の御願により建立された伽藍孔雀堂の元本尊として祀られていた孔雀明王像は快慶により手がけられました。快慶は、運慶と並んで鎌倉時代を代表する仏像彫刻家。明王が孔雀の背に乗る姿は幻想的です。仏像彫刻でありながらアート性の高さを感じずにはいられない重要文化財です。

 

 

仏画(絵画)

 

・仏涅槃図

霊宝館で見られる「仏涅槃図」には1086年の墨書銘があり、現存する涅槃図の中では日本最古の国宝です。涅槃図とは釈尊の入滅を描くもので、古来より釈尊の命日に執り行われる「涅槃会」の本尊に用いられています。この仏涅槃図では、釈尊が沙羅双樹の下で入滅する情景が描かれており、平安時代の仏画らしい華やかな彩色が目を引きます。日本仏画の最高傑作との呼び声が高い名画です。

 

・五大力菩薩像(金剛吼)

鎮護国家の利益があると説かれた五大力菩薩像。制作されたのは平安時代中期頃といわれる国宝です。平安時代には鎮護国家を祈る「仁王会」の本尊として祀られていました。もともとは5幅揃っていましたが、1888年の大火で2幅が焼失し、千宝相論を持つ「金剛吼」をはじめ、金輪灯を持つ「竜王吼」と金剛杵を持つ「無畏十力吼」の3幅 が現存しています。

 

・武田信玄像

人気の戦国武将・武田信玄の最も有名な肖像画が霊宝館で見られます。武田信玄像は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師の長谷川等伯の作品。重要文化財に指定されています。堂々とした大柄の体格と、たくましい髭や鋭い眼光が戦国武将の武骨な荒々しさを見事に描いています。

 

・浅井長政夫人像

浅井長政の夫人お市の方は、戦国武将・織田信長の妹。テレビドラマにもたびたび登場するので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。類い稀なる美貌に恵まれていたそうですが、その人生は戦国時代の荒波に翻弄されていたとのこと。この浅井長政夫人像は、浅井家の菩提寺である持明院に浅井久政・長政像と一緒に献上されたものです。

 

 

書跡

 

・聾瞽指帰(ろうこしいき)弘法大師筆

全2巻の聾瞽指帰は、弘法大師が24歳のときに書いた自筆の国宝。内容は、儒教と道教のそれぞれの専門家と、仏教を学ぶ若い修行僧とが儒道仏三教の優劣を対話形式で論じる中で、仏教が秘める道理を説く物語です。現代に残っているのが、まさに奇跡。弘法大師の想いが込められています。

 

・金銀字一切経

中尊寺経とも呼ばれる「金銀字一切経」は、平安時代後期に東北地方で勢力を誇った藤原清衡から3代にわたって創建された中尊寺に奉納された供養経です。その大半を占める4,296巻が高野山に伝わりました。最も古いものは1117年で、1126年の中尊寺建立の前から準備されていたことがわかります。金字と銀字が一行おきに交互に書かれた煌びやかさに惹きつけられるでしょう。

 

・源義経自筆書状

源義経自筆の書状も霊宝館には収蔵されています。平安時代末期、武者僧たちにより高野山の所領であった阿弖河庄(あてがわしょう)が不法に奪われる事件が勃発。その際、高野山が起こした訴えに対し、義経が高野山側の訴えを認めたときのものが今も姿を留めています。

 

 

工芸

 

・沢千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃

唐櫃とは、衣服や調度品、経典などの文書類を納めた唐風の箱のこと。この沢千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃は、平安時代後期の作品です。金粉を蒔いた蒔絵技法を駆使し、沢に遊ぶ千鳥の文様を表しています。経巻を納入していたと考えられており、唐櫃として名高い国宝です。

 

・紙胎花蝶蒔絵念珠箱

念珠箱とは念珠を収める箱。この紙胎花蝶蒔絵念珠箱には和紙と麻布が交互に貼り重ねられていて、全面に黒漆塗りが施されています。さらに、金粉で牡丹枝文と蝶文が表現。格式高い美しさがあります。念珠箱の中には、弘法大師が唐に渡った際に順宗皇帝から賜ったと伝えられる念珠が2つ収められています。

 

・金銅仏具

高野山では、祈願や供養のための勤行などにおいて、僧侶たちは「密教法具」という金銅仏具を使います。元来はインドの武器であったそうですが、それが転じて、煩悩を砕破する象徴となりました。先端の鉾数によって独鈷杵や三鈷杵、五鈷杵と呼ばれますが、霊宝館にはさまざまな金銅仏具が展示されています。

霊宝館の仏像は一見の価値あり

高野山霊宝館に足を運べば、国宝級の文化財にたくさん出会えます。遥か昔に作られた仏像はもちろん、仏画や弘法大師直筆の書籍、工芸品など、霊宝館でしか見られない貴重なものばかり。絶対に見たい展示品がある場合は、事前にチェックするのを忘れずに。高野山霊宝館で、歴史の息吹を感じ取ってください。

おでかけ情報

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住所

和歌山県和歌山県伊都郡高野町高野山306

営業時間

開館時間:8:30~17:30(5月~10月)、8:30~17:00(11月~4月)

※入館は閉館時間の30分前まで

料金

一般:1,300円、高校生・大学生:800円(学生証の提示が必要)、小学生・中学生:600円

※団体割引(20名以上)や各種割引あり

アクセス

南海高野線「高野山駅」から南海りんかんバスに乗り、「霊宝館前」下車すぐ

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