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冬の高野山観光で幻想的な景色を楽しむ!雪遊びやスキーもできる?

冬の高野山観光で幻想的な景色を楽しむ!雪遊びやスキーもできる?

  • 2021.12.02
  • 17

冬の高野山観光で幻想的な景色を楽しむ!雪遊びやスキーもできる?

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弘法大師空海が開創した日本を代表する真言密教の聖地・高野山。
「天空の聖地」ともいわれ、冬には雪に覆われて幻想的な景色に。観光はもちろん、スキー場もあるので、雪遊びを楽しむこともできます。

今回は、冬の高野山の見どころを紹介します。

高野山は冬でも参拝できる?

春は新緑、秋は紅葉と季節ごとに表情を変える高野山。


冬はあたり一面、木々や寺院が雪に彩られた銀世界へと変わります。特に雪で覆われた冬の高野山の美しさは一見の価値あり。寒さに耐えて参拝した人だけが、季節限定の希少な風景に出会えます。


なお、「金剛峯寺」や「壇上伽藍」、「奥之院」をはじめとした高野山のスポットは、冬場であっても参拝できます。雪が積もった寺院は、普段とは違った神々しい姿を見せてくれますよ。

高野山の雪景色を楽しむ

それでは、高野山の中でも特に雪景色が映えるスポットを3つご紹介しましょう。


 

壇上伽藍

壇上伽藍の雪景色


高野山を開いた弘法大師空海が唐から帰国した際、最初に創建したといわれるのが「壇上伽藍」です。

真言密教の修行の地である壇上伽藍には「僧侶が修行をする静寂の園 」という意味があり、「胎蔵曼荼羅」の世界を表しているのだとか。「金堂」や「根本大塔」など、ゆっくり見て回りたい堂塔が建ち並んでいます。


中でも、華やかな朱色が目を惹く根本大塔は、晴れ渡る日には青空とのコントラストがなんとも爽やか。さらに純白の雪が朱と交わると、息を飲むほどの美しさを堪能できます。

金堂の前に172年ぶりに再建 された「中門」と雪との共演も見逃せません。


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奥之院

奥之院の雪景色


弘法大師の御廟があり、高野山の中でも特に神聖な霊域として知られる「奥之院」は弘法大師信仰の中心です。

一の橋から御廟まで約2キロメートルにわたる参道には、およそ20万基を超える諸大名の墓石や供養塔、慰霊碑の数々が樹齢数百年を誇る杉木立の中にずらり 。他にも参道沿いには、たくさんのお地蔵様が参拝者を見守っています。


「キレイに化粧をしてあげると、美人になれる 」という言い伝えがある「お化粧地蔵」や、地獄に落ちたときに奥之院にお参りした回数に応じて罪を軽くするように閻魔大王に口添えしてくれる という「数取地蔵」など、ありがたいお地蔵様に雪が積もると、まるでおとぎ話の世界に紛れ込んだような感覚に。ぜひ、拝んでおきましょう。


そんな参道を照らす燈籠が雪景色に溶け込む様子は神秘的ですよ。


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金剛峯寺

金剛峯寺の雪景色


壇上伽藍と並んで高野山のシンボルとして名高い「金剛峯寺」。

高野山真言宗の総本山であり、多くの参拝客や観光客が訪れています。金剛峯寺の建物の中で最も古い正門に至るまでの石階段が雪で覆われる光景は、この時期にしかお目にかかれません。


正門をくぐると、目に飛び込んでくるのが、東西三十間、南北三十五間 にも及ぶ壮大な主殿。綺麗に雪化粧されると風情が増し、見ごたえは抜群です。主殿に足を踏み入れれば、「大広間」や「持仏間」、「梅の間」、「柳の間」といった大切な行事や儀式が執り行われてきた部屋を拝観できます。

それぞれの間には狩野探幽斎守信や山本探斉など 、そうそうたる絵師による絵が襖に描かれていて、歴史の息吹を感じることでしょう。


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高野山で雪遊びやスキーはできる?

スキーに訪れた女性


実は高野山には、和歌山県内唯一のスキー場があり、冬の観光にもおすすめです。それが「高野山スキー場」。

春や夏にはピクニックやバーベキュー会場として親しまれている「高野町転軸山森林公園」の斜面が、冬には天然のゲレンデに早変わりします。


ただ、高野山スキー場にリフトやゴンドラはなく 、滑った後は自力で斜面を登るスタイル。また、売店や休憩所もありません。

そのため、本格的なスキーヤーやスノーボーダーが少ないのが特徴です。


訪れる人のほとんどが家族連れ。

傾斜が比較的ゆるやかで、見通しが良いことから、多くの人がソリ滑りを楽しんでいます。ソリで滑ったり雪だるまを作ったり、小さな子どもたちが安心して雪遊びができるのは、ファミリーにとっては嬉しいところ。

子どもの雪山デビューにも最適なスキー場と言えるでしょう。


 

高野山スキー場

住所:和歌山県伊都郡高野町高野山

入場料:無料

アクセス:ケーブル「高野山駅」より南海りんかんバス「中之橋霊園」下車

冬の高野山に車で行くには?

雪の中の車


標高800mほどの高野山は例年12月末~2月にかけて積雪があり 、車で訪れる際には雪対策が欠かせません。

「スタッドレスタイヤ」か「タイヤチェーン」を必ず装備しましょう。

冬場の道路は、それほど積雪していない場合でも凍結していることもあり、滑りやすくなっています。山道はカーブの連続ですので、運転には細心の注意を払うようにしてください。

雪道での運転が不安なら、車ではなく、電車でアクセスする方が安全です。


なお、大阪や和歌山市内と高野山の天候は一致しない場合があります。

市内では平気だったけど、山に入って大雪に見舞われる……なんて可能性も。


積雪情報については、高野山観光協会が公式ホームページやFacebookを通じて発信してくれています。

それらをチェックするか電話で問い合わせするなどして、事前に積雪の状況確認をしておくと良いでしょう。

冬の高野山にお出かけを!

雪景色


高野山では、真っ白に包まれた神聖な雰囲気を醸し出す寺院や、そり滑りや雪遊びができる雪山など、冬だからこそ楽しめる観光スポットも満載。

伝統的な建築物と銀世界が融和した景色や一面に広がる雪山は、思わず写真にも収めたくなることでしょう。日帰りはもちろんですが、一泊して悠々と冬の高野山を満喫するのもおすすめです。

冬場の高野山に行く場合は、防寒対策を忘れないようにしてくださいね。

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