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金剛山葛木神社の魅力を徹底解説!周辺の観光情報やアクセス方法

金剛山葛木神社の魅力を徹底解説!周辺の観光情報やアクセス方法

  • 2021.07.29
  • 7

金剛山葛木神社の魅力を徹底解説!周辺の観光情報やアクセス方法

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金剛山を登る際に必ず訪れてほしいのが山頂にある葛木神社です。
神社と自然豊かな登山道には、歴史を感じるパワースポットが点在。

本記事では、金剛山葛木神社の魅力や周辺の観光スポット、アクセス情報などをご紹介します。

金剛山葛木神社とは?

葛城神社

 

大阪と奈良の府県境を縦断する金剛山。
その山頂付近にあるのが転法輪寺と葛木神社です。

 

歴史は長く、飛鳥時代までさかのぼります。
665年に山岳修行者である役行者(えんのぎょうじゃ)が長い修行の末に転法輪寺を建立し、その際に自身の祖先の神とされる一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)を祀る場として葛木神社を創建したのが始まりです。
現在、葛木神社は金剛山守護神の葛木38社を合祀しています。

 

金剛山は、古くから神道と仏教の2つの信仰を融合・調和した「神仏混淆(しんぶつこんこう)」の霊峰 とされてきました。
しかし明治時代に入り、政府から発せられた神仏分離令のために葛木神社のみが残され、転法輪寺は廃寺の憂き目に遭います。
その後、金剛山講の働きかけもあり、昭和36年に本堂が再建、平成23年には念願の御本尊の復刻遷座が叶い、現在の姿となりました。

 

役行者の命日である7月7日には、夏山の安全を祈願して蓮の花を供えて心も身体も洗い清める「れんげ大祭」が行われ 、全国から多くの修験者が金剛山に集まります。

金剛山葛木神社の魅力

金剛山葛木神社へ向かうには、険しい山道を約70分歩いて登る必要がありますが、それでも、たくさんの人が葛木神社に魅了されています。

 

まず魅力として挙げられるのは、四季それぞれの美しい風景と変化に富んだ金剛山の登山コースです。
2020年、未来に残したい自然や人との関わりが深い山岳地域と活動団体を認定する「日本山岳遺産」に選ばれました。
さらに6〜19時の間に登ると山頂でハンコをもらえるというユニークなサービス も、金剛山登山の楽しみのひとつです。

 

また、冬の金剛山は、大阪でも随一の降雪量を誇る場所 として有名です。

 

寒さは厳しいですが、雪景色に囲まれながらのハイキングは格別で、樹氷などの幻想的な情景を愛でることができます。ただ、石段がやや急なので、足元は要注意。雪道に慣れていない場合は、アイゼンを持っていくことをおすすめします。

 

葛城神社の雪景色

 

実際の山頂は葛木神社の裏手一帯の神域にあるため立ち入ることはできませんが、国見城跡の山上広場にある「金剛山頂」と書かれた看板の前で記念写真を撮ることが可能です。

 

金剛山山頂の雪景色

 

二つ目の魅力は、樹々に囲まれた落ち着いた佇まいの葛木神社と周辺の散策です。

古事記、日本書紀に出てくる「良きことも悪しきこともただ一言願わくばかなう神」とされる一言主大神 や、後醍醐天皇や楠木正成 を参拝した後は、周辺を散策してみましょう。

 

葛木神社の表山道と裏山道の分かれ道にそびえ立つ幹回り5mほどの「仁王杉」、葛木神社と転法輪寺の中間あたりにある「夫婦杉」など を見上げていると、大きな力に守られているかのような気持ちを感じることができるでしょう。

 

葛城神社裏手の杉

葛木神社で御朱印はもらえる?

葛木神社では、「一言主大神」と書かれた御朱印をもらうことができます。

普段は葛木神社境内の授与所か山頂売店横の授与所で入手できますが、日によっては閉まっていることもあるため、事前に確認した方が良いでしょう。

葛木神社周辺の観光スポット

千早城跡

 

千早城跡

 

鎌倉時代、楠木正成が幕府の大軍を相手に勝利を収めた城跡です。

 

千早城は四方を深い谷に囲まれた天然の要塞でした。
ここに立てこもった楠木正成は、よろいを着せたわら人形で敵をおびき寄せて上から石を落とすなどの戦術を取り、幕府軍に大打撃を与えたといわれています 。

 

現在、千早城跡は「絶対に落ちないパワースポット」として、受験生やビジネスマンに人気の観光地です。
駐車場から本丸につながる急な勾配をのぼった後は、眼下の集落を見下ろしながら、700年前に武将たちが合戦を繰り広げた荘厳な歴史の息吹を感じてみてください。

 

 

ちはや園地金剛山キャンプ場

 

ちはや園地金剛山キャンプ場

 

金剛山は人気のキャンプスポットでもあります。

 

ちはや園地金剛山キャンプ場は、春夏は花見や星空観察、秋冬には紅葉狩りや雪遊びと、季節に応じた大自然との楽しみ方ができるのが魅力。
キャンプ場の他にも「ちはや星と自然のミュージアム」「ピクニック広場」などの設備も整っています。

 

夏には常設テントや8人用のバンガロータイプ(4〜11月)が用意されているので、初心者でも安心してキャンプ体験ができるでしょう。

 

ちはや園地バンガロー

 

テントを持ち込めば夏以外もキャンプできますが、現在はロープウェイが運休中のため、徒歩で訪れるしかありません。
荷物を持って1時間ほど登山道を登らないといけないので、 体力に不安がある方はくれぐれもご注意ください。

 

ちはや園地の詳細はこちら

 

 

金剛山展望台

 

金剛山の頂上にある金剛山展望台は、360度の景色を見渡すことができる展望台です。

 

ロープウェイが運休している関係で、展望台へは徒歩で向かわなければなりませんが、7mの高さからパノラマの景色を見渡すのは最高の気分。
運が良ければ金剛山を囲む三方の山と大阪湾や関西国際空港が見えますので、ぜひ晴れた日に訪れてみましょう。

 

 

金剛山ライブカメラ

 

金剛山国見城址に設置されたライブカメラは、登山者の安全のため、金剛山山頂の様子をお知らせするため設置したものです。

 

金剛山葛木神社・金剛錬成会・kongozan.net、kongozanTVにより運営されています。
1時間毎の静止画では登山者がカメラの前でポーズをとるのが定番になっています。
登山者がポーズをとる様子はNHK72時間ドキュメントでも紹介された事があり、人気のスポットとなっています。

葛木神社へのアクセス

葛木神社までの主な行き方は、南海高野線「河内長野駅」から南海バスに乗る方法です。

 

 

交通アクセス

・南海バス「金剛登山口」下車、徒歩で約70分(ロープウェイは2023年12月現在運休中)

 

 

所在地

大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1009-2

金剛山葛木神社は、自然と歴史の息づかいが魅力のパワースポット

金剛山山道

 

長い歴史を持つ金剛山は、今日でも心身錬成の山として、多くの人々に親しまれています。

 

それは市街地からのアクセスの良さに加えて、季節ごとに見せる山の美しい表情と歴史の息づかいが人々を魅了し続けているからでしょう。

 

今度のお休みは都会の喧騒を離れて、金剛山葛木神社を目指すハイキングしてみませんか?
豊かな自然から得られるパワーで浄化すれば、心も身体も充電できるはずです。

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住所

大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1009-2

TEL

アクセス

南海バス「金剛登山口」下車、徒歩で約70分

(ロープウェイは2023年12月現在運休中)

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