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【加太 観光】「写ルンです」を片手に楽しむ“忘れがたい海辺の町”

【加太 観光】「写ルンです」を片手に楽しむ“忘れがたい海辺の町”

  • 2025.02.27
  • 7

【加太 観光】「写ルンです」を片手に楽しむ“忘れがたい海辺の町”

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日々の喧騒から離れて、ノスタルジックな休日を過ごしたい。
時間にとらわれることなく、自由気ままに散歩でもしたい。

そんな気分で日々を過ごしていたある日、知人からおすすめされたのは、和歌山県にある「加太」。話によるとノスタルジックな時間を満喫できるという。

半年ほど前に、いつか使うかも……と買っておいた「写ルンです」を片手に、加太への旅に出発。

目次

1.「写ルンです」片手に楽しむ加太の旅

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2.旅の始まりを飾る「めでたいでんしゃ」

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和歌山市駅からは観光列車「めでたいでんしゃ」に乗って加太駅へ。車体の可愛さはもちろん、まるで海の中にいるような内装を見て、旅の始まりからテンションが高まってくる。

 

【「写ルンです」を通して見える世界~めでたいでんしゃ~】

 水色の「めでたいでんしゃ かい」は海の生き物を散りばめたブルーの車内。

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「写ルンです」で撮ると、ノスタルジックさが一気にアップ!木の素材でできた、海の生き物型のつり革もいい味が出ます。

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降り立った加太駅もレトロな木造建築の駅舎で、旅情感たっぷり。和歌山市駅から、たった約30分電車に乗っただけで、ゆるりとした非日常感を味わえるのがうれしい。

 

【「写ルンです」を通して見える世界~加太駅~】

 影を生かして人影をシルエットにすると、アナログならではの仕上がりが楽しめる。

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3.あんこのホッとする甘さがじんわり広がる。「キシモト商店」の揚げパン

古い家並みに囲まれた細い生活路を歩いて行くと、揚げパンのお店「キシモト商店」に到着。 

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年季の入ったフライヤーで1つ1つ丁寧に揚げられる。

 

店先で一つ一つ丁寧に揚げられる手作りの揚げパンは、まさに加太のソウルフードともいえるおやつ。外観も店内も懐かしい雰囲気いっぱいだ。早速、自家製あんこが入った一品を味わうと、フワッフワの食感で、やさしい甘さが口の中に広がった。

 

揚げ立てはふんわり。油っぽさがなく、軽い食感で何個でも食べられそう!

 

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※価格は2025年1月時点

 

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【「写ルンです」を通して見える世界~キシモト商店~】

 「写ルンです」はプラスチックレンズなので、強い逆光を受けるシーンで撮影すると光溢れる写真が撮れる。

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光と影のバランスを意識すると、よりドラマティックな1枚に。

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ザラッとした粒子を感じる画質も「写ルンです」で撮る醍醐味!

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[DATA]①キシモト商店

創業およそ100年。生地から手作りし、発酵にこだわった揚げパンは空気感を含んだふっくらとしたおいしさ。釜炊きした自家製あんやクリームもすべて自家製だ。また、ご主人の奥さんが沖縄出身で、家庭の味をそのまま再現したサータアンダギーも絶品。揚げパンは3種類あり、あん120円、クリーム130円、きなこクリーム150円。サータアンダギー60円。

 

営業時間:10:00〜15:00(夏期は〜16:00)、月曜(祝日の場合は翌日)休。TEL:073-459-0045

 

4.街中に散らばったフォトジェニック

ここからは町を散策。加太はアニメや漫画で話題になった『サマータイムレンダ』の舞台になった風情ある港町だけあって、フォトジェニックなスポットが満載だ。レンガ倉庫も見られるなど、のどかな風景が広がる堤川沿いの道(②)、民家の壁に掲げられたホーロー看板(③)、入り組んだ脇道の先には海が広がり(④)、まるで昭和の時代へ時間旅行を楽しんでいるかのような気分でワクワクしてくる。

 

【「写ルンです」を通して見える世界~加太の街中~】

逆光に向けてシャッターを切ると、印象的なゴースト(強い光の反射が起こること)がのってエモさ倍増!

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「写ルンです」は焦点距離が固定されている単焦点レンズで画角が狭くなるので、構図や切り取りを意識して撮影するのがコツ。

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懐かしいホーロー看板が見られるなど、風情ある町並みを散策。

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赤い橋と青い海をポイントに撮影。目を引く色を中央に置くことで遠近感が強調され、何気ない光景にエモさが加わる。

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5.船場に広がるのは、水面と光のきらめき

そして到着したのが、『サマータイムレンダ』にも描かれた友ヶ島へ向かうフェリー乗り場(⑤)。穏やかな湾の水面には光が乱反射し、キラキラと輝いている。時折、吹き抜ける心地よい風が心まで癒してくれる。

 

【「写ルンです」を通して見える世界~加太の街中~】

キラキラ輝く水面の光を効果的に入れると、雰囲気のある写真に仕上がる。

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のどかな雰囲気が漂う汽船乗り場。穏やかに流れる時間が心地いい。

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通常のフェリー乗り場も「写ルンです」で撮ると、味わいが増していい雰囲気に。

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6.ずらっと並んだひな人形を前に、思わずシャッターを切る

そこから、テクテクと歩いて約5分で淡嶋神社へ。

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雛流しの神事で有名なこの神社は人形供養でも知られ、境内には所狭しと人形がびっしり並んでいる。「人形たちは見てもらうことで供養になるんですよ」と宮司さんが話すように、役割を終えて奉納された人形たちはどこか穏やかな表情を浮かべているようにも感じた。

 

【「写ルンです」を通して見える世界~淡嶋神社~】

晴れた日中は強い光に向けて撮ると、レンズを通して乱反射し、印象的な1枚に。

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ご祭神・少彦名命の使い神が“カエル”であることから、手水舎にも大きなカエルが。凛々しい姿がかわいい。

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境内にはいくつもの人形たちが整然と並べられ、その光景も圧巻!

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[DATA]⑥淡嶋神社

薬の神様とされる少彦名命をご祭神とし、婦人病や安産祈願、恋愛成就などのご利益があり、「女性のための神様」として古くから信仰を集める。また、人形供養の神社としても知られ、全国から奉納された約2万体もの人形たちが境内にずらりと並べられる様は圧巻だ。

 

参拝時間:9:00〜17:00、無休。

住所:和歌山県和歌山市加太118

TEL:073-459-0043

 

7.海と灯台と船と。3色が絶妙のバランスで重なった瞬間をパシャリ

淡嶋神社から眺められるのは雄大な加太の海。すると、左手の防波堤先端に立つ赤い灯台が目に飛び込んできたので立ち寄ることに。加太港第1防波堤灯台(⑦)は、ずんぐりとした赤いフォルムが可愛らしく、晴れ渡った青空に鮮やかなコントラストを見せてくれる。加太らしい写真が撮影できて大満足。

 

【「写ルンです」を通して見える世界】

青と赤、白の色のバランスを工夫して。デジタルカメラと違ったやわらかな質感から、よりノスタルジックな雰囲気に!

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灯台へ向かう道では壁画アートも楽しめる。

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8.旅の終わりはネコと夕日で

帰り道はネコを探しながら、のんびりと駅までの散策を楽しむことに。加太は港町だけあって地域ネコが多いそうで、運が良ければネコとの出会いも期待できるとか。この日は偶然にもいろんなネコに会えてラッキー!

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穏やかな日差しの中、こっくりとお昼寝中の3匹。

 

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おいしいゴハンにありつけて満足そう!

【「写ルンです」を通して見える世界~加太のネコ~】

海辺でまどろむ黒ネコ。

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帰路は加太駅から。せっかくなら夕景を撮りたいと、ひとつ隣の磯ノ浦駅で途中下車し、磯の浦海水浴場(⑧)へ向かう。関西屈指のサーフィンのメッカである磯の浦は、夕景の美しさでも知られるスポット。夕日に照らされて海がオレンジ色に光る幻想的な景色が旅のエンディングを飾ってくれた。

 

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ちょうど海に夕日が落ち、美しさも格別。

 

【「写ルンです」を通して見える世界】

夕日が沈む海は水面に映る光も取り入れると、ふんわりとやわらかな光に包まれた幻想的な1枚が撮影できる。

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9.加太を観光するならオトクな「観光きっぷ」の利用がおすすめ!

加太のおでかけには、「加太観光きっぷ」がとってもベンリ!発売駅から和歌山市駅までの割引往復乗車券に加えて、和歌山市駅から加太駅間1日フリー乗車券がセットになったオトクなきっぷです。

 

また、「加太フリー乗車券」を協賛施設・店舗でご呈示いただくと、割引特典も! この週末は加太でノスタルジックなひとときを過ごしてみませんか?

 

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