住吉大社の初詣でチェックしておくべき情報まとめ
年が明けて初めて神社やお寺に参拝する初詣。いつまでに行けば良いのでしょうか。また、その期間を過ぎたり、喪中に参拝したりするのはダメなのでしょうか。本記事では、初詣について解説。おすすめの時間帯も紹介します。
お正月は、新年の神様である「年神さま」を家に迎える行事として古くから伝わっています。そのため、年神さまがいらっしゃる「松の内」の間に初詣に行くのが一般的です。
「松の内」とは、門松を立てておく期間のこと。その期間は、関東と関西で異なります。関東地方では1月7日まで、関西地方では1月15日までとしているところが多いようです。
初詣は「松の内」の間が一般的とはいえ、その期間を過ぎてから行くのがダメということではありません。
どうしても「松の内」が終わるまでに初詣に行けない場合は、「小正月(1月15日)」もしくは「節分」までに参拝するのが良いといわれています。
喪中の初詣については、神社・お寺によって考え方が異なります。
神社の中には、喪中の1年間は参拝するべきでないと考えるところもあれば、忌中の50日を経過すれば参拝しても良いとするところもあり、解釈はさまざまです。神社に初詣に行く場合は、事前に確認するようにしましょう。
なお、仏教では、ご先祖様や故人に新年の挨拶をするという意味で、喪中でも参拝しても問題ないとされています。喪中の初詣に迷ったら、お寺に行くのも良いかもしれません。
結論から言うと、初詣に良い時間帯や定められたルールというのは存在しません。
ただし、神社やお寺が開門していて、かつ余裕を持って参拝できる時間を選ぶのが良いでしょう。深夜や早朝に初詣に行きたいのなら、事前に開門時間を調べておきましょう。
特に元日や三が日の午前中は、混雑が予想されます。ゆっくり落ち着いて参拝するには、午後からの時間帯や人出が減少する1月4日以降の初詣もおすすめです。
初詣は、神社とお寺、どちらに行っても構いません。
日本古来の神道には「氏神さま」という考え方があり、初詣は地域の神様にお参りするのが良いとされているため、近所の神社やお寺に行くと良いでしょう。
初詣の回数にも制限はないので、ご利益別に複数の寺社を参拝するのもOKです。
最後に、南海沿線にある初詣にオススメな寺社をご紹介します。
全国に約2,300社ある住吉神社の総本社。地元大阪では“すみよっさん”と呼ばれ、古くから愛されている神社です。年初には230万人以上の参詣者が訪れることで全国的にも有名。
DATA
営業時間:9:00~17:00(御守授与所)
TEL:06-6672-0753
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
アクセス:南海本線「住吉大社」駅から徒歩約3分
南海高野線「住吉東」駅から徒歩約5分
阪堺電車阪堺線 「住吉鳥居前」電停から徒歩すぐ
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摂津(せっつ)、河内(かわち)、和泉(いずみ)の3国の境に位置することから、“方位のない清地”と伝えられている神社。方位の災いから身を守る「方災除け」の神として崇められています。
DATA
営業時間:9:00~16:00(ご祈祷受付時間)
住所:大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
アクセス:南海高野線「堺東」駅から徒歩約5分
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大和の時代、欽明天皇の頃に創建されたと伝わる由緒ある神社。社殿は府下屈指の大きさを誇っています。こちらでは、埴輪を模したかわいい入れ物に入った「埴輪みくじ」(初穂料1,000円)を引くことができます。また、毎年旧暦8月15日の仲秋の名月にかけて行われる「月見祭」が有名で、大迫力の「ふとん太鼓奉納行事」は一見の価値あり。
DATA
営業時間:9:00~16:30
TEL:072-252-1089
住所:大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5-706
アクセス:南海高野線「百舌鳥八幡」駅から徒歩約10分
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日本最古の修験道の根本道場として知られる犬鳴山にある真言宗犬鳴派の大本山。七つの滝に弘法大師が金銀などの七宝を祭祀され、参拝すれば不動明王と七福神すべての加護が得られるともいわれています。不動明王御縁日である毎月28日には、28日限定の「不動尊おみくじ」を引くことができますので、タイミングを合わせて訪れてみるのもオススメです。
DATA
営業時間:7:30~16:30
TEL:072-459-7101
住所:大阪府泉佐野市大木8
アクセス:南海本線「泉佐野」駅からバス「犬鳴山」下車 徒歩約25分
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「淡嶋神社」は、医薬の神様・少彦名命(すくなひこなのみこと)を御祭神に祀っている神社です。女性の病気回復や安産・子授けなどにご利益があるといわれています。拝殿にたくさんの雛人形があるのは、毎年3月3日に雛人形を白木の舟に乗せて加太の海に流す「雛流し」の神事が有名な淡嶋神社ならではの光景です。
DATA
営業時間:9:00~17:00
TEL:073-459-0043
住所:和歌山県和歌山市加太118
アクセス:南海加太線「加太」駅から徒歩約20分
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絢爛豪華な社殿で有名な「紀州東照宮」は、朱塗の楼門をはじめ、拝殿、本殿などの7棟が国の重要文化財に指定されている江戸時代初期の代表的な神社です。108段の「侍坂」の一番上から望む和歌の浦の景色は絶景。また、“落ちない木”とも呼ばれる「楓(ふう)の木」は古い葉が落ちないことから「縁起が良い」とされ、ご利益にあやかろうと多くの受験生から人気を集めています。
DATA
営業時間:9:00~17:00
TEL:073-444-0808
住所:和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-20
アクセス:南海本線「和歌山市」駅からバス「権現前」下車 徒歩すぐ
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平安時代のはじめに弘法大師によって開かれた真言密教の聖地「高野山」。「紀伊山地の霊場と参詣道」として熊野三山と吉野・大峯とともに世界文化遺産に登録されています。「一山境内地」を称する高野山全体と同義の「総本山金剛峯寺」は、和歌山県を代表する観光地で、初詣に訪れる人が後を絶ちません。
DATA
TEL:0736-56-2011(総本山金剛峯寺)
アクセス:高野山ケーブルカー「高野山」駅からバスで各所
今回は、初詣について解説しました。関東地方では1月7日まで、関西地方では1月15日までに行くのが一般的ですが、遅くても節分までに参拝すると良いでしょう。初詣に行けば、新しい1年を気持ち良くスタートできるはず。南海沿線には、初詣にオススメな神社やお寺がたくさんあります。ぜひ、足を運んで参拝してみてください。