おみくじの運勢の順番や内容とは?引いた後は結ぶ?持ち帰る?
神社に参拝すると、おみくじを引いてみる人は多いはず。おみくじにはさまざまな「吉」がありますが、運勢が良い順番をご存知でしょうか?本記事では、おみくじの「吉」の種類と運勢順を解説。合わせて参拝方法もご紹介します。
実は、おみくじの運勢の順番は決まっていません。神社やお寺、地域によって運勢順は異なります。
特に「吉」の順番には違いが見られます。おみくじの運勢の順番の例は下記の通りです。
・大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶
・大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶
おみくじでは、なるべく運勢が良いものを引きたいと思うものですが、最も大事なのは書かれている内容です。たとえ「末吉」や「凶」であっても、今後に役立つ言葉が書かれていることも。すぐに一喜一憂せず、内容までしっかりと目を通すようにしましょう。
おみくじには「大吉」から「大凶」まで30種類以上もあるといわれていますが、その多くを「吉」が占めています。
一般的によく見かけるのは「大吉」「中吉」「吉」「小吉」「末吉」。中には「半吉」「末小吉」といった比較的珍しいものもあります。出たら逆にラッキーなのかもしれません。
神社やお寺を訪れた際は、おみくじを引く前に参拝しましょう。「まずは参拝」がマナーです。
なお、参拝方法については厳格に決まっているわけではありません。ただ、基本的な参拝作法はあるため、それらを守りつつ、心を込めて参拝してください。
・STEP1:鳥居をくぐる前に礼。
・STEP2:参道の端を歩く。参道の真ん中は神様が通る道「正中(せいちゅう)」です。
・STEP3:本殿に入る前に軽く一礼。
・STEP4:ご神前に近付いて、深く礼をしてから、お賽銭を入れます。感謝の気持ちとしてふさわしいと思う額を納めると良いでしょう。賽銭箱の上に鈴があれば、鈴を鳴らしてからお賽銭を入れてください。
・STEP5:拝礼。基本形は「2礼・2拍手・1礼」です。手を叩くときは、少し手をずらした状態で打つのがポイント。指を揃えてお祈りし、はじめに「報告と感謝」を伝えるようにしましょう。お願い事があれば、そのあとに。最後に深く礼をして参拝を終えます。
最後に、南海沿線でおみくじが引ける主な寺社をご紹介します。
全国に約2,300社ある住吉神社の総本社。地元大阪では“すみよっさん”と呼ばれ、古くから愛されている神社です。年初には230万人以上の参詣者が訪れることで全国的にも有名。
DATA
営業時間:9:00~17:00(御守授与所)
TEL:06-6672-0753
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
アクセス:南海本線「住吉大社」駅から徒歩約3分
南海高野線「住吉東」駅から徒歩約5分
阪堺電車阪堺線「住吉鳥居前」電停から徒歩すぐ
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摂津(せっつ)、河内(かわち)、和泉(いずみ)の3国の境に位置することから、“方位のない清地”と伝えられている神社。方位の災いから身を守る「方災除け」の神として崇められています。
DATA
営業時間:9:00~16:00(ご祈祷受付時間)
住所:大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
アクセス:南海高野線「堺東」駅から徒歩約5分
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商売繁盛の神様・戎(えびす)様がお祀りされている神社。毎年1月9~11日の3日間で開催される十日戎(とおかえびす)は大変賑わい、毎年約100万人もの参拝者が訪れます。
DATA
営業時間:9:00~17:00
TEL:06-6643-0150
住所:大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10
アクセス:南海高野線「今宮戎」駅から徒歩約2分
大和の時代、欽明天皇の頃に創建されたと伝わる由緒ある神社。社殿は府下屈指の大きさを誇っています。こちらでは、埴輪を模したかわいい入れ物に入った「埴輪みくじ」(初穂料1,000円)を引くことができます。また、毎年旧暦8月15日の仲秋の名月にかけて行われる「月見祭」が有名で、大迫力の「ふとん太鼓奉納行事」は一見の価値あり。
DATA
営業時間:9:00~16:30
TEL:072-252-1089
住所:大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5-706
アクセス:南海高野線「百舌鳥八幡」駅から徒歩約10分
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日本最古の修験道の根本道場として知られる犬鳴山にある真言宗犬鳴派の大本山。七つの滝に弘法大師が金銀などの七宝を祭祀され、参拝すれば不動明王と七福神すべての加護が得られるともいわれています。不動明王御縁日である毎月28日には、28日限定の「不動尊おみくじ」を引くことができますので、タイミングを合わせて訪れてみるのもオススメです。
DATA
営業時間:7:30~16:30
TEL:072-459-7101
住所:大阪府泉佐野市大木8
アクセス:南海本線「泉佐野」駅からバス「犬鳴山」下車 徒歩約25分
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弘法大師がご入定されている聖地。一の橋から御廟までの約2キロメートルの道のりには、およそ20万基を超える諸大名の墓石や、供養塔、慰霊碑の数々が杉木立の中に立ち並んでいます。
DATA
営業時間:御供所受付時間:(5月~10月)8:00~17:00、(11月~4月)8:30~16:30
燈籠堂受付時間:通年8:30~17:00
TEL:0736-56-2002
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
アクセス:南海高野線「高野山」駅からバス「奥の院口」「一の橋口」下車 御廟まで徒歩約40分
または「奥の院前」下車 御廟まで徒歩約30分
大阪と奈良の府県境を縦断する金剛山の山頂付近にある神社。現在、金剛山守護神の葛木38社を合祀しています。なお、金剛山は、古くから神道と仏教の2つの信仰を融合・調和した「神仏混淆(しんぶつこんこう)」の霊峰 とされています。
DATA
TEL:0721-74-0005
住所:大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1009-2
アクセス:南海高野線「河内長野」駅からバス「金剛登山口」下車、徒歩約70分
今回は、おみくじの「吉」の運勢の順番や種類についてご紹介しました。順番は神社やお寺、地域によって異なるため、どうしても気になる方は現地で確認してみると良いでしょう。
しかし、前述した通り、おみくじは結果よりも書かれている内容が重要です。神様からのメッセージとして受け取り、今後に活かすようにしてみましょう。
南海沿線には、歴史ある社寺が多くあり、それぞれおみくじにも個性があります。参拝した際は、ぜひおみくじを引いてみてください。
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