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登山初心者向けに持ち物・服装・食事・山選びのポイントを解説

登山初心者向けに持ち物・服装・食事・山選びのポイントを解説

  • 2022.10.05
  • 3

登山初心者向けに持ち物・服装・食事・山選びのポイントを解説

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登山に挑戦してみたい!そんな登山初心者に向けて、必要な持ち物や服装、食事や山選びのポイントについてまとめました。はじめての登山を楽しく安全に楽しむためには万全の準備が不可欠です。ぜひ参考にしてください。

登山は初心者でも大丈夫?

登山は、もちろん初心者も挑戦できます。登山経験者の中には「健康のため」や「自然を楽しむため」などを目的としている人も多いようです。ただし、登山には危険が付き物です。気を付けなければいけないことも少なくありません。

 

ここからは、初心者向けに登山にチャレンジする前にチェックしておきたいポイントをご紹介しましょう。

登山で必要なアイテムとは?

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山の中を歩くだけなので、手ぶらでも良いように思われがちですが、登山には意外にも必要なアイテムが沢山あります。

 

また、登る山や季節によって必要なアイテムは異なるため、その都度チェックしながら準備を進めましょう。

 

まずはリュックを用意しよう

リュックは、登山に欠かせないアイテムのひとつ。リュックに荷物を入れて背負えば、登山中、両手を自由に使えます。

 

リュックは容量によって分類され、形や機能性はさまざまですが、登る山や目的・日数で使い分けると良いでしょう。

 

登山初心者の人が買うなら、日帰りから1泊2日まで対応できる30Lサイズのリュックがおすすめです。

 

必ず持って行きたいアイテム

登山地図:登るルートや現在地を確認するために必要。スマホアプリより大きく見やすいのが登山地図の利点です。

 

携帯電話&バッテリー:携帯電話やスマホは、万が一のときの通信手段。GPS機能や地図といった機能は緊急事態に役立ちます。電池切れに備え、バッテリーも持って行きましょう。

 

水分:登山中、水分補給は必須。水は傷口の洗浄や調理にも使用できるため、スポーツドリンクなど分けて持って行くと良いでしょう。ペットボトルのままでも構いません。

 

健康保険証:登山では、急な怪我や体調不良に見舞われることも。念のため、健康保険証やコピーがあると安心です。

 

ゴミ袋:山にゴミを捨てるのは絶対NG!自然保護は、登山する人にとって最低限のマナーです。出したゴミはゴミ袋にまとめ、下山後に処理しましょう。

 

あると便利なアイテム

日焼け止め:暑い夏は当然のことながら、紫外線は一年中注がれていますし、曇りでも日焼けします。日焼けが気になるのであれば、日焼け止めを用意しましょう。登山では汗をよくかくので、ウォータープルーフやスポーツ用の日焼け止めがおすすめ。休憩時にこまめに塗り直すようにしましょう。

 

常備薬:登山中はすぐに病院に行けません。もしもの体調不良に備えて、頭痛薬やお腹の薬などを持って行きましょう。持病の薬があれば、それも忘れずに。

 

サングラス:山の上は日差しが強いもの。サングラスをかければ、紫外線から目を守ることができます。

 

虫除けスプレー:アブやブヨ、蚊など、山には虫がいっぱい。刺される前に虫除けスプレーで予防しましょう。

 

トイレットペーパー:山の中のトイレには紙がないことも……。他にも、食器を拭いたり鼻をかんだりするのにトイレットペーパーがあれば便利です。

登山に着ていく服装は何がいい?

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次に、登山の服装についてです。街中と山の中では、気象状況が大きく異なります。また、山は天気や気温が変わりやすいもの。状況に合わせて対応できるよう、服装選びには細心の注意が必要です。

 

服装は重ね着で!

標高の高さで気温が変わったり、汗が蒸発して身体が冷えたりするため、登山ではいかに上手に体温調節できるかが重要です。

 

登山では、重ね着(レイヤリング)で体温調節するのが基本。「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」に分けて重ね着し、着脱しながら体温調節を行います。

 

重ね着のポイント

重ね着(レイヤリング)の順番は「下着」→「シャツ」→「防寒着」→「雨具」。寒さや暑さを我慢せず、「寒ければ着る」と「暑ければ脱ぐ」を徹底するようにしましょう。

 

山を登っているうちに暑くなるので、歩き始めは肌寒いくらいがちょうどいいはずです。

 

雨具の選び方

山の天気は変わりやすいため、雨が降らないと断言できる日はありません。そのため、たとえ晴れの予報でも雨具は持って行くようにしてください。防寒着や風除けとしても活用できます。

 

雨具は、ジャケットとズボンに分かれた「上下セパレート(別)タイプ」を選びましょう。防水性に加え、内側の蒸れや水蒸気を外に逃がす透湿性に優れたレインウェアがおすすめです。

 

登山靴の選び方

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靴については、登山用の登山靴を用意しましょう。舗装されていない道を歩くため、スニーカーでは足元が不安定です。さらに、防水性の高い靴がおすすめです。

 

登山のときのご飯はどうすればいい?

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登山中、お腹が空いたらどうしたらいいのでしょうか。

 

登山では、身体を長時間にわたって動かし続けるため、いつもより多くのカロリーを消費します。ダイエット中だからといってご飯を抜いたり、あまり食べなかったりすると、血糖値が下がりすぎて動けなくなる「ハンガーノック」に陥ってしまう恐れも。

 

山によっては食事ができるところもあるため、事前に情報を確認し、しっかり食べるようにしましょう。

 

食事ができるところがないようなら、ご飯を持って行きましょう。おにぎりやカップラーメンは、手軽に食べられておすすめです。カップラーメンを作る場合は、真空保温ボトルにお湯を入れて持って行くのを忘れないようにしましょう。ただし、カップラーメンで残った汁を捨てるのは生態系を崩す原因となるので禁止です。

 

行動食も忘れずに!

お昼ごはんを食べても、登山を続けているうち、血糖値は下がってきます。エネルギーを補給できるよう、行動食を持って行くようにしましょう。小分けにされていて、日持ちするものが理想。おすすめは、ゼリー飲料やシリアルバーです。

 

行動食は、30分ごとの短い休憩中に少しずつ摂るようにしてください。

山選びのポイントは?

続いて、山選びのポイントを見ていきましょう。

 

いきなり難易度の高い山に登山初心者が挑戦すると、登頂できなかったり、怪我をしてしまったりするかもしれません。なるべく登りやすい山から始めましょう。そんな山を選ぶポイントのひとつが「標高差」です。

 

標高差とは、登り始めと頂上との差のこと。標高差が大きければ大きいほど、傾斜のある坂道の上りや下りが増え、体力を消耗します。初心者のうちは「標高差600m以内」の山を選ぶと良いでしょう。

 

なお、標高は気温にも影響し、標高が100m上がると、気温が0.6℃下がるといわれています。夏は標高の高いところ、冬は標高の低いところを選べば、一年を通して登山を快適に楽しめるでしょう。

南海沿線で人気の山と登山コース一覧

ここでは、南海沿線で人気の山と主な登山コースをご紹介します。

 

金剛山

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大阪と奈良の間にある日本二百名山のひとつである「金剛山」は、標高は1,125mと大阪で最も標高が高い山として知られています。複数の登山ルートがあり、伏見峠ルートや千早本道ルートは初心者におすすめ。登頂するごとにもらえるスタンプを集め、その数が一定数を超えると特製バッジがもらえる「回数登山」を実施しています。

 

 

高野参詣道

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平安時代のはじめに弘法大師によって開かれた日本仏教の聖地「高野山」。実は、登山のスポットとしても人気を集めています。180基の道しるべをたどりながら慈尊院から壇上伽藍の大塔まで約22kmの道のりを進む「町石道」や、山麓の宿場町・橋本から高野山と通じる「黒河道(くろこみち)」、学文路駅からの宿場跡をたどり不動坂口女人堂へ至る「京大坂道」など、高野山の長い歴史を感じられる登山ルートがたくさんあります。

 

 

岩湧山

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大阪府下でも指折りの自然豊かな登山道がある「岩湧山」。穂を広げたススキが辺りを黄金色に染める秋の景色は息を飲む美しさです。奈良県香芝市の屯鶴峯から二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山を通って大阪府和泉市の槇尾山へと至る約45kmの自然歩道「ダイヤモンドレール」は、通称「ダイトレ」と呼ばれ、登山愛好者に親しまれています。

 

南海沿線には初心者でも登りやすい山が多数!

今回は、登山初心者に向けて、必要な持ち物や服装、食事や山選びのポイントをご紹介しました。山には危険が潜んでいますが、準備を万全にすれば必要以上に心配することはありません。

 

南海沿線には初心者でも登りやすい山が数多くあります。登山に興味がある人は、ぜひ挑戦してみてください。

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